◎鬼道さんの場合
「秋、鬼道ってチョコ好きなのかな」
「どうかしら…」
「イメージだと高級チョコ一口しか食べないっていう感じがする」
「んー、分からなくもない、かな?」
「私が上げたらさ、いつもみたく眉に皺寄せて『これは何だ』とか言って捨てそう」
「誰が何を捨てるだと?」
「だからー鬼道が眉に皺寄せて『これは何だ』とか言って捨てそう…ん?秋声変わり?」
「名前ちゃん、頑張って!」
「本人の前で計画とは無鉄砲だな」
「ぎゃぁあぁあ」
「安心しろ、お前と春奈のなら欠片も残さず食べてやる」
「シスコンめ」