柳とニコちゃんが同好会を設立 10:50





噂好きのニコちゃんとデータ収集癖のある柳が同好会を開きました


「柳くん。今日はいいネタを拾ってきたよ」

「奇遇だな、俺もだ」

三年生も部活を引退し、運動部もまったりと時間を過ごすことが多くなっていた。かく言う私は万年帰宅部である。いや、帰宅部を舐めてはいけない。うちの部のポスターは一時期ネットで高評価を受けたのだ。『―俺達には、待っている家がある』とりあえず凄かった。

そんな私は、ある日あの柳くんに声を掛けられた。立海ではあのテニス部であろうと受験シーズンの部活動参加は認められておらず、暇を持て余した神々、いや神の子の遊びと言うべきか、噂好きと有名な私に会いに来たのだ。

これは帰宅部とか関係なく個人業だったのだが、噂を売り買いしていた。リスクの高いものは少し高めで取り引きしていたし、私と売買する際にはいくつか決まりがあり、その一番は『噂は上等なものばかり、けれど所詮噂であって鵜呑みにするのはいけない、何があっても自己責任』というもの。これ守れなかったらあなた地獄に落ちます、みたいな。


そんなこんなで柳くんとはバイヤーという関係でもあるんだけどね。






みたいな話。書きたい。










20120210/10:50







mae tsugi