ややこしい話




※杏里のリアルでの話です。興味ない方は見ない方がいいかと。










好きという気持ちはとても複雑、それは他人の恋愛からも分かること。誰かを好きでいるということはとても素晴らしいこと。それが叶う、叶わないを別として。

様々なベクトルが世界中を介して飛び交っている。必ずしもベクトルが向き合う訳じゃない。それでも、なんて綺麗事なんてウンザリ。




お久しぶりの日記です。リアルばかりを更新して此方がご無沙汰でしたね。ついったを見ていた方はご存知の通り傷心中の杏里です。何年ぶりかの本気の恋、だったのか。そのくせ、すてきなひとだったので、断り方も優しすぎて、幸せなのか、辛いのか分からない。好きな人がいる。私が貴方を好きなように、貴方にもすきなひとがいる。

彼が話す間、表情ばかりを見ていました。言葉を聞きながらぼーっとしていました。ああやっぱり、なんて、考えながら。

あまりにも真っ直ぐ話すものだから、私も彼の顔を見ながら、こんなに素敵な人に好かれる人は、もっと素敵な人なんだろうな、と思った。私は視界にも入らなかったんだな、なんて。

呼び出した教室で二人きりで、丁度12時になったときに扉が開いて。振り返ったら彼がいた。どうしたん、何かあったん?なんて、分かってる癖に、少し上擦ってて。
普段話したりしないのに、よそよそしくなくて。今考えてみれば私に気を遣ってくれたんだって気付いた。話しやすいように、してくれたんだって。


好きなところは沢山ある。一番好きなのは目。いつも真っ直ぐ何かを見てる。しっかりした目線で、いつも。その先に誰がいるかなんて考えたくないけどね。


気付いてると思うけど、××君が好きです


それを聞いた彼が、此方を向いて話してくれた。彼女は居る訳じゃないけど、好きな人が居る。気持ちは本当に嬉しい、ありがとう。
何度も何度も言ってくれた。


これからも友達で、いてほしい。そう言った私に、勿論、是非って言ってくれた。自分で自分の首を絞めた。笑えない。


小説みたいな話だと思った。自分が書く小説みたい。ヒロインじゃない、ヒロインを引き立たせる方の子。

だから、最後に思いっきり笑顔で「ありがとう」って言ってやった。振られた子になんか見えないくらい、幸せそうに笑ってやった。彼も笑ってくれた。少し、驚いていたけど。


振られて更に好きになれる人なんてそうそう居ないよなあ。


そんな、12月でした。



20111223/21:03







mae tsugi