SECOND34


『繋心くん!!!!!』

「うわぁ!!うるせぇ!!」




既に練習が始まっている体育館に大声で登場した名前に烏養は驚いて肩をビクつかせ名前を怒鳴る。



「来るの遅せぇし、うるせぇ!!」

『き、聞いてよ!!』

「聞こえてるよ!うるせぇんだよ!」




名前はペラリと紙を取り出して烏養の目の前に…、額に紙が当たる程の距離で烏養に見せる。



「見えねぇ!!」

『受かった…!!』

「はァ?」




烏養が名前が紙を奪い取り、内容を確認する。





『足icsに受かった!!受付だけど!!』

「………大手じゃねぇか!!!!」

『大手!!安泰!!!わっしょ〜い!!』





名前が両手を上げて喜ぶとその周りに日向・西谷・田中の元気組が集まり両手を一緒にあげる。




「名前さんすげぇ〜!!」


何故か万歳三唱を始めると月島が名前が持ってきた紙を烏養から借りて中身を確認する。




「……何で苗字さんみたいな人がこんな大手入れるんですか?」

『月島くん失礼〜!でも今は気分いいから許す〜!』




部員達からもおめでとうと言葉を貰い、名前が有頂天になっている時に烏養が大声でその場を締める。




「もういい加減部活に戻るぞ〜!」

『頑張って〜!』



気分が良い名前は上機嫌にそう言うと月島に手刀を落とされていた。









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