SECONDM


「…名前さん」

『治?どうかした?』

「今日ツムの調子悪かったんで見て貰えます?」

『え?体調?』

「いや、フィジカル」

『…なんで私?』

「え?ツムの飼育員でしょう?」

『違いますが!?』

「とにかく飯食うのにツムが1番に来てない時点で名前さんのせいなんですから責任取ってツムの機嫌直してください」

『…えぇ〜…』




名前が渋っていると治は食事をよそり、席につき食事を始めてしまった。




「オッホホ、侑の機嫌悪っ」

『笑い事じゃないと思うけど?』




治の数分後に配膳に並んだ角名の数名後に侑が顰めっ面で並んでおり、その姿を見て角名が片手でお盆を持ちスマホのカメラを起動し、写真を撮る。



『なんであんなに機嫌悪いの?』

「……まぁ、予想はつきますけどね」

『…え?』

「それじゃあ後はよろしくお願いします。飼育員さん」

『だから違うよ!?』



角名はそう言ってスマホを仕舞い、治の座っている席の近くに腰を下ろした。




『………えっと、体調悪い?』

「……別に悪ない」

『……』



今日はあまり触れない方がいいと判断して名前は侑に配膳を行う。するとポツリと侑が言葉を発した。



「…飯、まだ食わんの」

『あ〜、みんなが食べ終わったら食べるよ』

「…待っとる」

『え、冷めちゃうし、早く食べないと筋肉の質落ちちゃう…』

「………」

『わ、わかった、配膳終わったらすぐに行くから先に食べてて』




名前がそう言うとようやく納得したのか治達の方へと向かって行った。






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