いつかきみが枯れてしまうまで | ナノ
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34

 日が過ぎるにつれ、各ジムのチャレンジ期間も終了していく。最後の砦のナックルジムも、あと数日でチャレンジャーの受付を終え、いよいよセミファイナルトーナメントが見えてきた。
 ジムトレーナーたちによって、七番目のジムがあるスパイクタウンが一時閉鎖されていた影響で、全体の進行は躓いていたものの、チャンピオンカップは予定通りに行われる。

 バッジを集め終えた一握りの選手以外は、今年の挑戦を諦め早々に自宅へ帰る者もいれば、チャレンジの重圧から解放され気楽なキャンプで英気を養い、タクシーやホテルが無料で使える期間を利用し小旅行を楽しむ者もいる。
 終盤とあってか、エリア内でキャンプするトレーナーは少なくなったが、パトロールには昼も夜も関係ない。

 アーマーガアに騎乗して、夜のノースエリアを巡回していると、前方に伸びる煙が見えた。
 キャンプの煙ならいいが、ポケモンたちによる失火の可能性もある。念のためにと駆け寄るとテントのシルエットが確認できた。
 ひとまず安心しつつもそのまま進む。アーマーガアから降りて、焚き火の前に腰を下ろしている人影に声をかけると、

「え……アンさん?」

とあちらから名前を呼ばれ驚いた。焚き火やそばのランタンに照らされた顔は、記憶違いでなければホップの友人のマサルだった。

「マサルくんだったんだ。一人?」
「はい。アンさんはパトロールですか?」

 首肯しながらゴーグルを上げ、マサルまで歩み寄った。薪がパチパチと音を立てて爆ぜる音は、いつ聞いても耳に心地よい。

「こんな夜中でも巡回するなんて、大変ですね」
「もう慣れちゃったから」
「お疲れ様です。ちょうどお茶を淹れようと思ってたんですけど、一緒にどうですか?」
「いいの? じゃあ頂こうかな」

 ちょうど飛びっぱなしのアーマーガアに休憩をさせたいと思っていたところだ。マサルが水を沸かしている間に、アンもアーマーガアの鞍に下げているバッグからボウルと水のボトルを出す。アーマーガアのために用意してやると、ゴクゴクと音を立ててて飲み始めた。
 小さなケトルのため一人分しか作れないと、マサルは先にアンへお茶を手渡す。湯気がもくもくと立ち上がり、試しに口を付けるととても熱い。
 息をふうふうと吹きかけ、少し冷めるのを待つ頃には、マサルの分のお茶も淹れ終わっていた。

「ジムチャレンジはどう?」

 ふうふう、ふうふうと二人して湯気を吹き飛ばす隙間を縫い、アンはマサルに訊ねる。

「バッジはもう集めたので、セミファイナルが始まるまでキャンプに来てます」
「もう? 初参加で期間内に全部集めるなんて、マサルくんはバトルが得意なのね」

 感心と同時に、彼の強さにアンは少し興奮してしまった。ルーキーのほとんどは、第三のジムであるエンジンジムのカブを越えられず終了してしまう。一握りのトレーナーだけが、その先を進んで八つのバッジを手にすることができる。

「おれなんて……。ナックルジムに最初に挑戦したのはユウリだし、おれはキバナさんに一度負けて、二回目でようやく貰えたくらいですから」

 謙遜しているのか、マサルは早口で言い終わるとカップに口を付けて沈黙した。

「キバナくんは強かった?」
「とても。あと怖かったです」
「ふふっ。バトルになると本人もドラゴンみたいから」

 普段は気のいい青年だが、バトルとなると一転して好戦的な面が激しく表れ、そのギャップがいいのだと彼のファンであるアンの同僚が言っていた。
 互いにお茶の香りを楽しんでいると、音もなくマサルの隣にすうっと影が現れた。驚いたアンの肩が跳ねる。ドーム型の頭は赤く、反面首から下の体は華奢というアンバラスな体躯は、ななほしポケモンのイオルブだ。

「そのイオルブは、前に会ったときに連れていたレドームシの子?」
「はい。野生のポケモンに襲われそうになっても、すぐに気づいてくれるので助かってます」

 マサルが手を伸ばし、斑点のある頭を撫でる。嬉しいのかくすぐったいのか分からない声を上げているが、嫌がる様子はないので喜んでいるに違いない。

「この子はおれの初めてのパートナーで、サッチムシからの付き合いなんです」

 イオルブの頭から手を離し、マサルはカップを持ち直して続ける。

「家の近所の草むらでココガラに襲われてるとこを見つけて、可哀想でつい助けたら、ホップに『助けたからにはマサルが最後まで面倒を見なくちゃいけないんだぞ』って言われちゃって」
「ホップくんに?」

 問うとマサルは頷いた。

「『野生には野生の生き方があるから、弱いからって人間がすぐに助けたらだめだ。助けたなら責任を持って一緒に居てやらなきゃ』って教えられました。そのときは正直、優しくない奴だなって思ったんです。目の前でろくな抵抗もできずに襲われているひ弱な存在を見かけたら、誰だって助けたくなるのに、だめなんて」

 カップを持つアンの指先にグッと力が入る。そのまま湯気も立たないほど温くなった紅茶に口を付け、ゆっくりと喉から先へ落としていく。傾けたカップを戻すと、中はもう半分も残っていない。

「でもホップの言うことは正しかった。いろんなポケモンがいろんな生き方をしているのを、人間の感情だけで邪魔するのは間違ってる。人とポケモンはうまく共存していかなきゃいけないし、それはポケモン同士でも同じことが言える。生態系を守るのは世界を繋ぐことになるんだなって、ハロンの外に出て改めて勉強しました」

 積んだ薪が少し崩れ、爆ぜる音が一際大きく響く。光源としても暖を取るにしても頼りになる焚き火の音は、人が心地の良いと感じるものの一つだと、アンは父親に教えてもらった。

「ワイルドエリアって、いい場所ですね」

 焚き火の向こうを見て、マサルは微笑んだ。明かりがなければ手を伸ばした先もよく捉えられない暗い世界だが、そこかしこでたくさんの命が息づいている。

「気に入った?」
「はい。ジムチャレンジより、ここでキャンプしてる方が好きかも」
「嬉しいな。わたしもワイルドエリアが大好きだから」

 エリアレンジャーとして、ワイルドエリアを好んでくれるトレーナーが増えるのは喜ばしいことだ。この自然の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらい、百年先も千年先も残してもらいたい。
 紅茶に口をつけると、もうすっかり冷めていた。思ったより長居してしまったと、カップを煽って空にする。

「ごちそうさま。美味しいお茶をありがとう」
「いえ。こんなものでよければ、いつでもご馳走します」

 カップを返して腰を上げ、アーマーガアに用意したボウルを片付けてから振り返ると、マサルも立ち上がりイオルブと共にアンの方を向いていた。

「セミファイナル、頑張ってね」

 マサルは少し間を置いたものの「はい」と頷き返した。焚き火の逆光で顔の表情はよく窺えない。
 相棒の背に乗り、アンは再び夜の空を飛び始めた。体を叩きつける冷たい風で、短い夏がもうすぐ終わることを知る。



 ジムチャレンジが終わり、ナックルジムを突破したチャレンジャーたちがシュートスタジアムに集められ、セミファイナルトーナメントが始まる。
 試合はすべて中継され、その時間になるとスタジアムに入れなかった多くの人が、テレビやパソコン、スマホの画面に釘付けになる。アンも例外ではなく、パトロールの休憩時間をホップの試合に合わせて取った。
 ジムバッジをすべて集められたのは、ホップ、ユウリ、マサル、そしてマリィという少女。彼女はスパイクジムのジムリーダーであるネズの妹だと紹介されている。

 まずはユウリとマリィの試合が行われ、ユウリが勝ち上がった。
 二試合目はホップとマサル。以前ノースエリアで見かけた沈んだ顔は払拭され、マサルのパートナーたちを次々に倒していき、決勝へと進んだ。

 ユウリとホップが向かい合い、チャレンジャー同士の最後のバトルがスタートする。
 同郷の友人であり、共にチャンピオンから推薦されたトレーナー。物語のような展開に、観客の熱もさらに高まる。アンもスマホから目を離せない。
 二人がコートに出すポケモンは、ルーキーとは思えないほど鍛えられており、技の応酬はジムリーダーたちのエキシビションマッチにも引けを取らなかった。
 ホップのポケモンがすべて倒れ、ユウリの勝利が決まる。画面に映るホップからは悔しさも感じられるが、自分を敗ったユウリに向ける顔は笑顔だ。いくつか言葉を交わしたあと、肩を並べてコートから去っていく。



 ファイナルトーナメントはチャレンジャー同士の戦いが終わった次の日に行われる。開始は夕刻。
 トーナメントが終わればそのままチャンピオンとのバトルになるため、チケットの倍率は相変わらずとんでもない数字となり、アンの今年の『チケットチャレンジ』も失敗に終わった。
 当日の業務を終えたあと、日報もそこそこに管理局の会議室に急ぐ。チャンピオンカップの日は会議室の大型ディスプレイを借り、当日夕方までのシフトに入っていた皆で観戦するのがいつしか恒例となっている。
 数年前までは急いで家に帰ってテレビ中継を観ていたが、今はナックルに部屋を借りて住んでいるので、同僚たちと最後のバトルまで観戦できる。
 アンが会議室へ入る頃には、ちょうどキバナとネズの対戦が終わり、決勝戦の準備に入っていた。最後の二人はキバナと、なんとチャレンジャーのユウリ。

「今年は本当に面白いよ。チャレンジャーの資格を剥奪されたビートって男の子がいるだろ? トーナメントが始まる前に、特別にユウリ選手と試合したんだ。彼、フェアリージムのジムリーダーになったんだって」

 トーナメント開始から観ていた同僚が、遅れてきたアンにこれまでの試合内容を意気揚々と語る。ユウリを大型ルーキーだと称えつつ、けれど勝ち抜くのはキバナだと断言した。

「やっぱりキバナくんが強いんですか」
「いや。キバナ選手がチャンピオンと戦って、今年もチャンピオンの防衛が成功する方に掛けてる。ここで勝って、あとで負けてもらわないと困る!」

 頼む、とスマホを握って祈る同僚に、アンは苦笑した。アンはブックメーカーに興味がないので利用したことはないが、ポケモンリーグの公式試合をはじめ、注目されているチャレンジャーのバトルも対象になっており、趣味にしている人は多い。
 準備が整い、キバナとユウリの決勝戦が始まる。
 天候がコロコロと変わり映像が乱れるシーンもあったが、犬歯をむき出しにしたキバナの表情や、怯むことなく相対しているユウリが映るたびに、同僚たちは二人にエールを送った。
 キバナのポケモンがジュラルドンのみとなり、キョダイマックスしたもののユウリのポケモンによって撃破されると、会議室はどっと沸き皆思い思いに絶叫した。キバナの勝利に掛けていた同僚は床に手をついて崩れ落ち、ダンデ以来のルーキーの躍進に称賛の声が上がる。

 いよいよ始まるチャンピオンとのバトルは、約数十分の小休憩が設けられたが、会議室から出て帰る者はいない。
 一秒でも見逃したくないと、自宅が近い者も家族に連絡を取り、わざわざ帰宅を遅らせている。

 時間が来て、無人だったバトルコートにユウリとダンデが揃う。
 いよいよ最後の試合。誰もがその瞬間を待っていたものの、会場の大型モニターに、スタジアムに不在だったリーグ委員長のローズが映る。
 ガラルの未来、ブラックナイト、エネルギー。ピンと来ない話を一方的に終えると、突然地を這うような轟音が会議室内に響き、室内のあらゆるものがガタガタと揺れ出し、アンは恐怖で近くの女性と身を寄せ合った。

「な、なにっ!?」
「地震か!?」

 揺れはすぐに治まったものの、足からは妙な感覚が抜けない。体のバランスが明らかに乱されていて、船酔いしたかのように気分が悪い。
 情報を集めようとテレビに注目する同僚。窓から外の様子を窺う先輩。キャビネットから落ちた物や機材を元の位置に戻す事務員。吐き気がすると青い顔をして膝を折る後輩。

「大変だ! ナックルスタジアムで、ポケモンがダイマックスしてる!」

 会議室に顔を出した男性の発言に驚き、皆それぞれの部署へと走って戻る。

「今日はシュート以外で試合なんてないだろ? どうしてだ?」
「俺に訊かれたって分からないよ!」
「前にも9番道路で野生のポケモンがダイマックスしたよな」
「スタジアムのポケモンと関係あるってこと?」
「それよりも今は安全確保だ。動ける者は周辺住人の避難誘導を!」

 混乱の中、パトロール隊はワイルドエリアに影響がないか確認に向かえと、隊長のインスから指示が飛び、アンたちはアーマーガアに騎乗してノースエリアに飛んだ。



 ナックルスタジアムのみならず、各スタジアムで突如ポケモンがダイマックスした事件は、メディアを通じて徐々に明らかにされた。
 ナックルスタジアムの地下にはエネルギープラントがある。ナックルで一番高い塔の天辺からエネルギーを集め、それを地下プラントで電気に変換してガラル中へ供給している、というのがアンが候補生時代に習った仕組みだ。だからナックルでのジムミッションは別の場所で行われており、他のジムと違って凝ったミッションはできないのだとキバナが言っていた。
 ローズ委員長は発電に必要なエネルギーがいつか枯渇することを憂い、その対策として、かつてガラルに災厄をもたらした『ブラックナイト』と伝えられているポケモン――ムゲンダイナを使って解消しようとした、というのが今回の事件の発端だ。
 残念ながらローズの思うようにはいかず、ダンデの尽力やユウリとホップ、彼らに力を貸し共に戦った伝説のポケモンたちによりムゲンダイナの暴走は止められ、ユウリが投げたモンスターボールに捕らえたことで、大昔のような最悪の事態は免れた。

 トラブルにより中断されたチャンピオンとチャレンジャーの試合は、三日後に改めて行われると告知があった。
 ムゲンダイナを鎮める途中で、ダンデは意識を失うほどの大怪我を負い一時入院していたため、あまりにも早すぎるのではないかと声が上がったものの、本人の希望だという声明が出され、三日後に向けて準備は進められた。

 日程が決まればチケット争奪戦が始まる。
 アンはもちろん、普段はチケットチャレンジに参加しない同僚も加わり、パトロール隊どころか管理局のほぼ全員が申し込んだ。第二のブラックナイトを防いだ英雄たちのバトルは、ポケモンバトルに興味がない者も話題に出すほど注目されている。
 試合前日の昼に、チケット当落の通知が申込者の端末に続々届いた。残念ながらパトロール隊は落選に終わった――アンを除いて。

「これは……当選したってことですか?」

 日勤の業務を終えてオフィスに戻ったアンは、昼に受信したメールの画面を同僚に見せた。
 文章を読む限り当選しているようだったが、これまでチケットに当選したことがないため、読み間違いがあるかもしれない。スマホを向けると、同僚は画面の文をつらつらと追い、目を見張って大声を上げた。

「してる! してる! アン、当選してる!」

 同僚の声に皆がざわめき、アンのスマホの画面を見ようと集まってくる。当選した旨の文章を見ては悲鳴のような声を発し、異変に気づいて余所の部署からも様子を窺いに来る顔もあった。

「アン、明日のシフトは?」
「明日は……昼から夜まで入ってます」

 答えると、同僚たちはパソコンでシフト表を確認し、アンが明日休めるように代わりに入れる者を探す。
 チケットチャレンジ成功者は皆で送り出すのがレンジャーの習わし。自分のために協力してくれる同僚たちに感謝しつつ、当選通知の画面を開きっぱなしのスマホをもう一度見る。
 ダンデの試合をスタジアムで観るのは、彼がチャンピオンになった試合以来だ。今年はなんとルーキーとのバトル。当選しただけでも幸運なのに、こんな機会に恵まれるなど滅多にない。



 翌日、アンはシュートスタジアムに向かった。
 約十年ぶりに入場したスタジアムは、見覚えはなんとなくあるものの、指定された席は以前と違うため見える景色もまた違う。
 シュートに限らず、スタジアムに赴いて観戦することも久しぶりで、席に座ると試合開始まで時間を持て余していた。スマホを取り出して会場の撮影をしてみたり、同じくスタジアムにいるであろうルリナに連絡を取ってみる。
 ルリナから『関係者席を用意するから』と申し出があったが、丁重に断った。チケットチャレンジに成功した自分を快く送り出してくれた皆の意を無駄にしたくはない。試合が始まるまで自席に座り、時折始まるチャントに胸を躍らせて試合開始を待った。

 定刻通り試合が始まる旨がアナウンスされ、観客席は待ちきれないとばかりに騒いで、ダンデやユウリの名前がコールされる。
 バトルコートに二人が現れ向かい合うと、歓声は厚みを増して、発せられた音の振動が体にぶつかる。
 自分も声を上げるべきなのだろうが、観戦慣れしていないため周りの雰囲気に圧倒され、これ以上体を縮めてしまわないよう堪えるのに精一杯だ。
 ダンデがいつものポーズを取ってチャンピオンマントを脱ぎ、最強のチャンピオンと最強のチャレンジャーのバトルが始まった。
 中継や録画ではあるが、ダンデの試合はよく観ている。
 しかし実際にスタジアムに来てこうして観戦すると、何もかもが新鮮に見えた。
 技がぶつかる音も、巻き起こる風の音も、直接アンの耳を震わせる。
 二人のポケモンたちは、相手の一匹を倒せば自分の一匹が瀕死に追いやられるのを繰り返し、その度に観客席からは大きな反応が上がって、気づけばアンもダンデの名を叫んでいた。ドラパルトが飛び出し、ユウリのポケモンへきつい一撃を加えた際は、その場で何度も跳ねてしまった。

 双方共に最後の一匹となり、とうとう決着のときが来た。
 ダンデのリザードンがキョダイマックスし、ユウリのエースバーンもダイマックスすると、どちらもほのおタイプのポケモンであるためか、会場内の気温が一気に上がる。
 体に感じる熱と同じく、観客の興奮も高まった。
 ダンデの防衛を望む者、ユウリの勝利を望む者。チャントは止まず、誰もが二人と二匹の戦いに魅了される。
 アンも、巨大化したリザードンの足下に立つダンデから視線を離せず、握りこんだ両手を口元に当て、全身にぎゅっと力を入れた。
 リザードンもエースバーンも、体力は残り半分を切っている。どちらが倒れてもおかしくない。
 この先を見るのが怖い。結果が分からなくて恐ろしい。それでもアンは自分を奮い起こして、決着を見届ける。
 技と技がぶつかり合い、最後までコートに立っていたのは――ユウリのエースバーンだった。

20220330