「あっ、んぅ…は、…ぁ……」


「マイリン、こんなに締め付けて、そんなにいいのか?」


「やあっ、あ、あ、…んぁ…」


「随分と、淫乱だな」


「シ、…エル…、やあ、…ぁん、」


「ほら、もうこんなだ」


マイリンに愛液の絡んだ指を見せると、フイッと顔をそむける。


それが可愛くて、もっと苛めたくなる。


マイリンを僕の方に向けさせて見せ付けるかの如く、絡み付いた愛液を舐め取った。


「素直に言ったらどうだ?僕のが欲しいと」


「やあっ、」


「嫌じゃないだろ、こんなに濡らして」



マイリンの脚を大きく開き、中心に顔を埋める。僕を求めるようにヒクついているそこを舐めあげると甘い声が吐息と交ざりながら零れる。


素直じゃない君も


素直な君も


泣いた君も


怒った君も


笑った君も


全てが愛しくて、



つい、苛めたくなるんだ




「そろそろ言ったらどうだ、僕も限界だ」


「んぅ、…ほ、…欲しい」


「なにが欲しいんだ?」


「シエルが、欲しいの……」


ほら、その顔にやられる


「まあ、いいだろう」



マイリンの細い腰を掴みゆっくり腰を沈めた。





「あ…ん、は…」



深く、深く、マイリンを犯す。



「シエっ、あん!、や…あ、ん…」


快楽に耐えるように僕にしがみつくマイリンは、すごく色っぽく見えた。






「大丈夫か?」


「大丈夫じゃないよ!シエル、激しすぎるんだから!」


「僕はマイリンの望む通りにしただけだが?」


「シエルのばか!」


「だ、だれが馬鹿だ!」


「もー、知らないから!」


僕の腕を擦り抜けてドアの方へ走って行くマイリン。



「お、おい!どこへ行く!?」


「シエルがこんなにむっつりだったなんて…。セバスチャンに言ってやる!」


なにを言っているんだ、マイリンは!


「僕はむっつりではない!」


「セバスチャーン!!」


マイリンは裸にもかかわらず扉を開けて部屋から出ようとしている。


「まっ、待て!」


「マイリン様、いかがしましたか?」


「マイリン!お前、自分の格好をよく考えろ!!セバスチャン!マイリンを見るな!!」


「御意、」





「…………、セバスチャンに……裸見られた…」


「マイリン、とにかく服を着ろ!」


「シエルのせいだーあ!!」


裸のまま部屋を飛びだし走りだすマイリンにため息を零す。


「あいつは、何をしているんだ」


「やれやれ、坊っちゃんには裸の女性の扱い方も勉強して頂かないと。」


「何を言ってる。そんなものはいいから早くマイリンに、これを渡してこい。くれぐれも、身体は見るな」


「イエス、マイロード。」









おまけ



「セバスチャン、シエルね、むっつりだったんだよ!」

「な、なにを言う!僕はむっつりなどではない!」

「坊っちゃん、むっつりはタチが悪いですよ。」

「そうだよシエル!むっつりはダメだよ。」

「……マイリン、今夜が楽しみだな」

「…え?………えーー!!」

「おやおや、」





― Fin ―







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