「マイリン─……、朝だよ。起きて」


「んん──…」


「マイリン─…、」


「……、うーん……。あ、ロキ!おはよう」


「おはよう、マイリン」





モンシェリー


─ 僕の愛する人 ─











「ロキ──…、今日はクエスト行くの?」


「う─ん、今日は行かなくていいんじゃないかな」


僕の愛しの彼女、マイリン


「じゃあ、家でのんびりできるね」


「うん、久しぶりにシようか?」


「やだ!ロキ、最近えろい」


「仕方ないだろ、名無しさんが可愛いからつい」


そう、可愛いからつい

───壊しそうになる



「じゃあ、さ……抱きしめてもいい?」


僕の言葉に笑顔で胸に飛び込んでくるここなを強く抱きしめて、マイリンの髪に鼻を押しあてた。


「マイリン、いい薫り…」


「ロキ、最近甘えん坊だね─」


「そう?マイリンが可愛いからつい」


「さっきからそればっかり、」


クスクス笑う君に軽く唇を重ねてキスをする






唇を少し離して、でも距離は近いままで鼻を擦り合わせて、クスクス笑い合って見つめ合う。再び唇を重ねれば、絡まる舌にクラクラして


「………んぅ、……、ロキ!」


甘い吐息に、見つめた顔が真っ赤なのはキスだけのせいじゃなくて、


「……なに?」


「なに、じゃなくて……ちょっと!」


僕の手が胸の膨らみに触れていたから。


「マイリンー、僕我慢できない。」


「きゃっ……、ロキ!」


「ごめん、明日は立てなくなるかも。」


触れた背中が小さく跳ねたのを、愛しく感じた




─ Fin ─






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