オレはマイリンが好きで、そのことは変わらなくて、
オレが取り返しのつかない罪を犯したことも変わらない事実で
時を戻して、罪を犯す前の自分にストップをかけたいと思ったことは数え切れないほどあった。

背負ったモノの重さに何度も押し潰されそうになった。

でもさ…いつも、お前がそこから救い出してくれたんだよな、




「エド、アル、おかえり!」

「おう、」

「ただいま、マイリン」

大好きで大好きで大好きなマイリン

ずっと傍にいたいのは、きっとオレだけじゃない

「いっつも、いきなり帰ってくるんだから。電話の一本くらい入れなさいって、いつもウィンリーに言われてるでしょ」

「へいへい、」

「そんな、だらしない返事ばっかりしてると、いつまで経ってもチビのままだよ」

「なっ!…チビじゃねー!」

「げんに私より小さいし」

「つ、次に帰って来るときには、お前なんか見下ろすくらい、でかくなってんだよ!…見てろよ!!」

「2人の身体が元に戻って私より大きくなったエドを見上げるのを楽しみにさせて頂きます。」

「ぜってー、嬉し泣きさせてやっからな、」


昔から、こんなんだから
お互い言いだせねーだけでさ


ぜってー、ぜってー、


「エドのこと信じてるから」


両思いなんだよなー。


「……お、おう」

「でもなー…、身長だけはさ…、ほら!えーっと…頑張っても伸びないかもしれないよね」

オレたちの願いは不可能じゃないって、遠回しに伝えてくれてんだよな

「マジで、オレへこむよ?」

元の身体に戻るのは不可能じゃないから、頑張れって

「だったら早く成長しなさい!」

でも、オレは

「だーーっ!!まな板は黙ってろ!」

気付かない振りをして、

「なっ!……ひ、貧乳で悪かったわね!!」

また君に甘える



‐fin‐







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