06
触れた瞬間、碧い瞳が、俺の目の前に、現れた。
「―――…っ!」
思わず、俺は直立不動になって、ナルトと目が合ったまま固まってしまった。
「先生…」
「悪い!」
押しつけのように謝ると、ナルトは無言のまま四つんばいでベッドの上を歩いて俺に近づき、俺の前まで来ると、ベッドの端にお座りをして、にっこりと…
微笑った。
それは、所謂「妖艶」だった。
思わず声も、動きも失った俺の腰に巻いた布をナルトは取っ払って、俺のソレを、ペロペロと、アイスでも食べるように、舐め始めた。
「ナ、ナルト…?」
驚きすぎて、俺はなされるがままだった。
それでも感じるのは正直な男の部分。
すっかり完全に勃ちあがったソレの先をナルトは躊躇うことなく、口に含んだ。
「くっ…」
思わず、漏れた自分の声に、俺は正気を取り戻して、ナルトの肩を掴んだ。
「や…めろ…ナルト!」
だけど、ナルトは更に喉奥まで俺自身を飲み込んだ。
納まりきらなかったのか、一気に口を根本から離していく。
その刺激が、逆に俺の硬度を高めた。
そして、先を口に含み、舌でチロチロ舐め続けながら、ナルトは俺を見上げた。
「…俺にされんの、や?」
「―――…ッ!」
潤んだ瞳の上目遣いでそう言われて、
堕ちない男がもし居たら、
お目にかかってみたい。
俺は何も言わず、ナルトの頭を手で抑え、無理矢理出し入れさせた。
激しくすると、ナルトが何度か呻いていたのを感じたが、自分を止められなかった。
それはまるで女のあそこに突っ込んでるような、快感だった。
金の髪が揺れるのを眼下に眺めながら、ナルトの口を犯す快感に、俺は我を失った。
「くっ…出るぞ…!」
そして、口から出した瞬間、大量の精液がナルトの顔にかかった。
イッた俺は、理性を取り戻した。
「わりぃ…」
そう呟くと、ナルトはにっこり笑って、起ち上がり、俺に抱きついて耳元に、囁いた。
「一晩の宿代にさ、俺を抱いてみない?」
―――悪魔の誘いだった。
「なに…言ってやがる、お前カカシに…」
「だって、あの人だって、たまに女の人抱いてるの知ってるもん俺」
それは、俺も知っている事実だった。
[ 192/753 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]