人魚姫=ナルト視点(※R18、サスナル→カカナル)
「あっ…そこイイ…なぁもっと奥まで…」
「ここかよ?」
サスケはそう囁いて、俺の体を揺さぶる。
「ひゃっ…気持ちイイ…サスケ…」
俺はそう言って、サスケの首に掴まると、そのまま腰を抱かれ、あいつの上に座らされた。
熱いモノが下から突き刺さる。
動いてくれないこいつに焦れて、俺は腰を揺らすと…
「すっげぇ、淫乱…」
サスケは満足そうに嗤った。
「違…あぁ…はぁ」
「何が違うんだよ…誰彼構わず、そうやって誘ってんじゃねーだろうなぁ?」
そう言って、サスケは下から激しく突き上げた。
串刺しにされる快感に、俺は一層声をあげた。
「まさか…俺が好き…なのはサスケ…!」
「ホントかよ…」
そう言いながら、サスケは俺の体を寝かせ、更に激しく、打ち付けた。
「サスケ、大蛇丸んとこ行くのか?」
ベッドに横になりながらそう尋ねると、サスケは俺の髪を撫でた。
「…その時はお前を連れていく」
漆黒の、曇り無き闇の瞳で、こいつは俺を真っ直ぐ見つめる。
こいつには、迷いが無い。
「…なあ、俺さ、“暁”って組織に命狙われてんだ。その組織とあの蛇、繋がりあるらしいんだよな」
サスケの柳眉が跳ねた。
「…それホントかよ」
「エロ仙人情報。だから俺行けない」
俺はそう、笑いかけた。
サスケは俺の頭を抱き寄せ、前髪をかき分け、開いた額に、くれた口付け。
「あの蛇利用して、力手に入れて、その暁とか言う組織の情報探って…ぶっ潰してやるよ」
なんて、不敵に笑う男前。
「サスケ…」
俺は譫言のように、名を呼ぶ。
これは呪詛。
サスケは俺を抱き締めた。
強く。
「だからよ、カカシとは手ぇ切れ。あいつは…いつかお前を殺すぜ?」
俺はサスケの体を押しやった。
「だぁめ。将来はどうか分かんないけど、今は三代目と四代目の遺言通り、俺を守ってくれてる。…渋々ね」
くすくす笑うと、忽ち不機嫌面になるサスケ。
どういう表情しても男前は男前だな、なんて、俺はぼんやりした頭で思う。
「俺は、お前を命がけで止めるけど、お前は行くんだよな?
そん時は…手加減無しで俺を傷つけてくれよ。体に、お前の印、残したいんだ…お前に与えられる傷なら俺…耐えられるから」
これも、呪詛。
サスケは少しだけ笑って、頷いた。
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