character



World

ハート、スペード、クローバー、ダイヤ、そしてどの領域にも属しない中央区域で成り立っている世界。それぞれに象徴があり、ハートは『愛』、スペードは『死』、クローバーは『幸福』、ダイヤは『金』を表す。
定期的にシャッフル的なルールがあり、役割も領土によって決まっているので、シャッフル後は必ずしも同じ役割とは限らない。女の役割に女が当てはまるとも限らない。 ハートには赤の女王の城が、スペードには帽子屋屋敷が、クローバーには白の女王の城が、ダイヤにはカジノが、中央区域にはあらゆる店が立ち並ぶ。



Key Person

主人公(デフォルト:蒼麻夏希)
ある時、祖父母の家にあった『不思議の国のアリス』という本の中に吸い込まれてしまった。アリス内における役割は特に無いが、しいて言うなら『読者』。
『アリス』の役割を持つアルバート共に元の世界に帰ろうと奮闘する。登場人物達を怖いといいながらも、結構鋭いツッコミをかましている。



アルバート・リデル
『アリス』の役割を与えられた青年。金髪に碧眼で、小説内のアリスと同じファミリーネームだが、残念ながら男であった。主人公と同じように本に吸い込まれ、この世界に迷い込んでいる。
活発で負けず嫌い。気が強く、やられたらやり返す主義で誰に対しても怖気づかずに立ち向かっていくので、知らずに興味を抱かれている。
この世界に来てから銃火器に手を出し始め、中々の腕前。



Spade

ヴァレン・クロス
『帽子屋』。スペードの領主。
自分勝手で自己中心的で面倒くさがり。定期的にやらなければいけない殺し合いが大嫌いで、赤の女王も大嫌い(同族嫌悪)。
ヘビースモーカーでニコチン中毒。暇があれば煙草を吸い、暇が無くとも吸う。禁煙なんて絶対せず、最早依存症の域。一度赤の女王の策略で煙草が無くなった時に城を半壊させたことがある。
口が悪く、態度も悪く、面倒なことが嫌いで、帽子屋なのに帽子が嫌い。嫌いなものが多すぎて、好きなものを数えたほうが早いくらいである。帽子屋につきもののティーパーティーも面倒くさがる。
シャッフル後はチェシャ猫。



レイティス・ミレア
『三月兎』。帽子屋の配下。
本能のままに生きており、マイペースもいいところ。帽子屋の命令にはあまり従わないが、そもそも帽子屋が命令することが滅多にないので好き勝手にやっている。
痩せの大食いで、物凄く良く食べる。見ているだけでお腹いっぱいになりそうなほどである。しかしその割には味覚音痴な部分があり、食べられれば良いや程度。
兎の癖に食事的な意味でも性格的な意味でも肉食。一度兎の肉を主人公の前で食べたら、複雑極まりない顔をされている。
シャッフル後は白の女王。



オルト・レスリア
『ヤマネ』。帽子屋の配下。
面倒くさがりと肉食兎に挟まれながらも、帽子屋の中では割と常識人。しかしヤマネだけあって一日の大半くらいを眠って過ごしている。十五時間ぐらい眠らないと次の日の活動に支障が出るらしいのだが、起きても殆ど動いていない。
頑張れば徹夜も出来なくはないが、次の日が死ぬ。限界を超えるとハイテンションになり、逆に皆が眠ってくれ、というほど暴れまくる。
シャッフル後は赤の騎士。



Heart

ルイ・レッドフィールド
『赤の女王』。ハートの領主。
男であるが女王。こちらも自分勝手で自己中心的なので帽子屋との相性が最悪であり、二人が揃うと大体空気が凍る。
殺し合いというよりは赤が好きなので誰かを傷つけることが好きだったが、『愛』の領域を引いてしまったのでそれが出来ずに、常日頃苛立っている。
ピンヒール常備で、それがまた良く似合っている。本当に女王様のよう。一度嫌がらせに帽子屋の煙草を買い占めたら大変なことになった。
口癖は「首を掻き切って死んでしまえ」
シャッフル後は白兎。絶対に案内してくれない白兎である。



スノウ・ホワイト
『白兎』。赤の女王の配下。
不思議の国の案内人で、自称アリスに忠実な兎。実際はそうでもない。
名前が白い割には髪は真っ黒で眼は灰色である。ただし白兎だけあって耳は真っ白。素の口調が割と乱暴な方なので案内人としてこれはいけないと思い、敬語で覆い隠している。以後、敬語が癖になってしまった。
元公爵夫人だけあって、そこはかとなく金にがめつく、賭け事が上手い。自分で真面目だといっているが、他の者はどの口が、と思っている。
シャッフル後は帽子屋。



イオ・ローライト
『赤の騎士』。赤の女王の配下。
気だるげで何に対してもやる気が無い。常日頃苛立っている女王に対しても、そんなにイライラしていると小皺が増えるなどといって、更に苛立たせているが、本人はそんなつもりは無いので全く分かっていない。
騎士だけあって実力はあるものの、敵に遭遇しても大抵見逃すので(動くのが面倒)、実力はあまり知られていない。白の騎士が苦手。
シャッフル後は黒兎。



CLOVER

ソフィア・ベルーガ
『白の女王』。クローバーの領主。
いつもニコニコと笑っていながら、皆に幸せを提供している女性。ただし幸せといっても自身が思い描く幸せなので、合わない人には心底合わない。けれどそれを口にしてしまうとたちまち殺されてしまうので、誰も口出ししない。
彼女は争いが無い世界こそが幸せだと思っているので、些細な喧嘩でさえ、人々が争うのは許さない。正直感情をぶつけ合うことも出来ない、面倒な領地である。
シャッフル後はヤマネ。



レグロ・ブラック
『黒兎』。白の女王の配下。
自称アリスに反抗的な兎らしいが、端から見ればただのツンデレである。
黒兎ではあるが、真っ白な髪に赤い目をしている。しかし兎の耳は真っ黒。敬語は苦手なので口調は乱暴なままだが、白の女王も白の騎士も敬語口調なので、少し練習したほうが良いのかな、とは思っている。
白の女王の思う幸せはぶっちゃけ窮屈だと思っているが、口には出していない。
シャッフル後は中央区域の責任者。



ルクス・グローリア
『白の騎士』。白の女王の配下。
物腰が柔らかく、紳士的で赤の騎士よりはよほど騎士らしい。女王に忠実で女王の行動に異を唱えるようなことはせず、基本的に女王の為すことやること全肯定である。
紳士的ではあるがどこか病んでおり、大切な人間は自分の手で守りたい人間。正直閉じ込めて自分だけが愛でられるようにしたいです、と笑顔で言い切った時に、主人公は恐怖を覚えたらしい。
シャッフル後は三月兎(帽子屋敬語トリオ)。



Diamond

レティシア・ブロウ
『公爵夫人』。ダイヤの領主。
金にがめつく、どんな相手でもダイヤの領地で買えるものはびた一文もまけない。ギャンブル好きで四六時中カジノに入り浸るほど。自身も相当強いが、元公爵夫人の白兎はダイヤの領地に来てほしくはないと思っている。
家はゴージャスでキラキラ。民衆から巻き上げる税金の額が物凄いので、ダイヤの領地に住まう民も金にがめつい。
シャッフル後はジョーカー。でも大体ダイヤの領地にしか出没しない。



トゥイードル兄弟
『トゥイードル・ダム&ディー』。公爵夫人の配下。
互いを『兄さん』と呼び合っている少年。一卵性双生児なので見分けられないほどそっくり。しかしダイヤの領地の住民なので金にがめつく、ギャンブルは上手い。
いかさまが上手く、連帯プレーされたら大の大人でも見抜けないほど。可愛い振りをしてとんだ子悪魔である。
シャッフル後も変わらない唯一の役割。



ギル・ブレイン
『チェシャ猫』。公爵夫人の飼い猫。
ダイヤに所属しておきながら、どの領地にも特に制限も無く行ける、特別な存在。猫らしく気まぐれで飽き性。誰かを弄ぶ様に甚振るのが好きで、アリスを助けたかと思えば、間違った知識を与えることも。
どの領地にも行ける故に情報を持っていて、それを高値で売っている。そこら辺はさすがダイヤの領地に所属する者だと言える。
シャッフル後は赤の女王。



Other

ジョーカー・クラウン
『ジョーカー』。
どの領地にも所属していないが、どこにでも行ける特異な存在。しかし本人はそんな自分の特性が好きではないよう。曰く、誰の代わりにもなれる代わり、自分という個が無いようで嫌らしい。
そのため同じような存在である主人公、アリスを気に入っている。
シャッフル後は白の騎士。



カミル
『中央区域の責任者』。
セントラル・タワーと呼ばれる塔の中に居る人物。中央区域の店の管理をしているのはこの人で、中央区域で手に入らないものは無いと言われるほど、ありとあらゆるモノが置かれている。
原因はあれが無い、これが無いと好き勝手言った奴らに腹が立ったからである。意地っ張り。元責任者の帽子屋の所為で苦労している(面倒くさがって経営をサボった)ので、彼のことは好きじゃない。
シャッフル後は公爵夫人。