えーと、確かこのあと同盟マフィアのボスたちと会うんだよな。 キャバッローネのホテルで。 ディーノさんがそのまま会食にするって言ってたし。 間違ってなければあと30分で約束の時間のはずだ。 ああ、でも今日は遅刻は避けられないだろうなぁ。 それでもやっぱり遅刻はマズイと思うんだよね。 いくらボンゴレだからといってもさ。 だから二人とも早く報告してくれないかなぁ。 っていうかなんで雲雀さんと骸が同じ時間にやって来るんだよ。 俺ちゃんと時間ずらしたのに。 骸は来るの遅過ぎ。 雲雀さんは来るの早過ぎ。 牽制し合うなら別の場所でやって欲しいんだよね。 するなとは言わないから。って、言っても無駄だろうし。 頼むからボンゴレとか俺とか、巻き込まないで欲しい。 当事者だけでどうにかして下さい。 でもそれをクロームに言っても仕方ないよなぁ。 はああと深く息を吐き出して目の前の二人に視線を戻す。 「…クロームが悲しまないのであれば、今すぐにでも貴方を殺してしまいたいですよ」 「へぇ、君に僕が殺せるとは知らなかったな」 「おやおや。心外ですね。貴方くらいなら簡単に殺せますよ」 「無理はしない方がいいんじゃない?咬み殺されるだけだよ」 「…クフフフ」 …せめて目を合わせて話してくれないかなぁ。 二人とも俺の存在軽くスルーしてますよね。 ホントに俺のいないとこでやって下さい。 山本に居てもらえば良かったな。こういうのおさめるの山本の方が上手いし。 うん。今度からはそうしよう。 リボーンでもいいけど、それだと俺が大変だし部屋壊れそうだし。 うん。 ……… あ、もしもし。ディーノさん? すみません、今日の集まり遅れそうなんでその場をお願いします。 え?いえいえ違いますよ。特別何かあったわけじゃないです。 いえ、まぁ雲雀さんと骸が目の前でただならぬ雰囲気を醸し出しちゃってくれてるだけです。 ほんと、まったくですよ。 とにかく早々に片付けてそっちに向かうので。 ええ。じゃ、お願いします。 ……… さてと、こういうのは本当はしたくないんだけど。 そうも言ってられないしなぁ。 「…二人とも、いい加減話を進めてもらってもいいですか?じゃないと、」 「クロームを敵対しているマフィアのアジトに潜入させますよ?」 ピタリ。 「じゃ、雲雀さんから報告して下さい」 「クロームの名前をわざと出しましたね?」 「じゃないと二人とも話を聞いてくれそうになかったんで」 「…君、性格悪くなったよね」 「雲雀さんが丸くなっただけですよ」 07/11/18 あれ? 雲雀さんと骸に髑髏ちゃん絡みで言い合いをさせるつもりが最後までボス視点になったよ。 でも、楽しかったー^^ 出来ることなら綱吉にもっと毒を吐かせたい←←← ※ブラウザバックでお戻り下さい |