なまえ URL コメント 「なー。クッキー作ってみたんだが…ちょっと感想聞かせてくれよ。」 「おっ、新作?」 「いんや、ちげぇ。ちょっと思いついて作ってみたやつ。」 「へー。いただきまーす!!」 「海斗、伊月、お前らも食ってみろ。」 「あざっす。」 「やった。」 「白さん白さん。これオレ、すっごい好き!!」 「はちみつと、細かく切ったレモンの皮入れてんだけど、どうだ?」 「ふんわりはちみつの香りだけど後味がさっぱりしてます!!」 「ん。……うまいっすけど、なんか足りないよーな…。」 「あ、それあたしも思ったです。」 「そっか…。紅茶のあてにでもと思ったんだけどな。」 「!!。あとで紅茶飲むとちょうどいいですよ!!」 「えっ!!オレも飲んでみたい!!いっちゃん一口ちょーだい!!」 「待て待て、新しく紅茶持ってきてやるから。」 「ふわっとはちみつで、さっぱりとレモン。そんで紅茶でうまーくまとめられてるです。」 「オレはこのままでも好きだよ?もうちょっと甘くてもいーかも。」 「ダメですね砕牙先輩。この甘さ控えめなところがいいんじゃないですかー。」 「ふーん?あ、じゃあミルクティーじゃなくてストレートでもあうかもね。」 「紅茶のセットに、か。…新商品にするつもりはなかったんだけどな。」 「そういえば言ってたね。でもオレ等に試食させたってことは誰かにあげるんでしょ?」 「え、そうなんですか?」 「う、あー…まぁ、な。」 「ほー。マジですか。誰にあげるつもりだったんですか?女の人ですか?」 「白さんってばやる〜。誰々?」 「いや、女じゃねえけど…あの、常連のひとりに、な。もうすぐ誕生日なんだよ。あいつ。」 「砕牙、紅茶持ってきたぞ。」 「お、メルシー。白さん、もうすぐ誕生日って誰が?」 「?、一番誕生日近いっつったらレクだけど…なんかすんのか?」 「え!?レクの為に作ってたんですか!?」 「……ま、まあそうだけど…。」 「…これって白さんがレク用に作ったやつだったのか?」 「話の波で行くとそんな感じ。」 「波じゃなくて流れな。」 「そう言えばレっくんと仲いいもんね。白さん。」 「無視か。」 「あいつとは付き合い長いからな。何つっても、あいつが赤ん坊のころからだからなー…。」 「ふーん?」 「なんか意外―。」 「だから白さんには懐いてんのか。」 「懐いてる…ってか見下されてる感が否めないんだけどな。」 「…否定できない。」 「…ですね。」 「…俺も。」 「ははは…。まあ簡単に言うとレクの父親とは仲が良くてな。……同級生だったんだ。」 「へー?」 「レクの父親と白さんが同級生ですかー。」 「……白さん、今何歳でしたっけ…?」 「22歳だな。」 「…レクって何歳でしかっけ?」 「8歳だな。」 「…レクのお父さんと同級生だったんですよね?」 「そうだな。」 「………逆算するととんでもない気がするんですが…。」 「まあ、あいつは留年してたから実質は一個上だったから…レクは15歳ん時の子だがな。」 「15歳で子持ちッ!?」 「まあ相手が年上で…5個上だったかな?」 「20歳の母っ…。」 「若っ!!」 「え、オレのママンも20歳でオレ産んだけど?」 「ちょっとややこしくなるからお前は黙ってろ砕牙。」 「……あい。」 「…えっと、まあ、俺とあいつの関係を要約するとそんな感じだ。」 「勝手にまとめないでください。」 「あー……まあ高校上がったらいきなり父親になったって言われてさ。なんて言うか…レクの両親と一緒に子育てとかしてた、って話せばわかるか?」 「……で、現在に至ると?」 「簡単に言えば、な。」 「へー…。」 「……じゃあローア君やルカさんとは子育て中に出会ったってこと?」 「ああ。…まあ、子育てしてたからこそ、料理に興味持ったんだけどな。」 「ふーん?なんか壮大なジンセーだね。」 「ははっ、否定は出来ねえししねえ。…でも。」 「「でも?」」 「あいつを育てたからこそ、今の俺がある。…面と向かっては言えねえけど、あいつが産まれたことに感謝してんだ。」 「白さんとレクってそんな関係だったんですねー。」 「世間って意外に狭いんっすね。」 「……ぁ。」 「砕牙先輩なんか言いました?」 「レッ君と白さんって家族ぐるみで仲良しなんだなぁって。」 「…。じゃあ今もレクの両親とは仲いいんですね。」 「たぶんな。」 「たぶんって、なんでたぶんなんっすか。」 「いや、最近あいつらに会ってねえし。」 「会ってないって。仕事が忙しいんですか?」 「仕事以前に日本にいないし。」 「「「え」」」 「そりゃ公爵サマがそう簡単に渡日できるわけねえよ。」 「公爵っ!?」 「誰がっ!?」 「あれ?言ってなかったか?レクの父親はどっかの国の公爵で、レクはその跡取り息子。」 「でもでも、レッ君喫茶店のジョーレンさんじゃん!?」 「そりゃ、俺ん家に居候してるし?」 「ってか同級生って言ってなかったっすか?」 「ああ。元々はハーフなただの庶民だったんだけど、公爵家で跡取りがいなかったから、血縁者にあたるリック…あ、レクの父親な。…が、高校卒業と同時に本国に強制送還されたんだよ。」 「え、え?じゃあレクのお母さんは?」 「リックにべた惚れで離れたくないって着いていった。」 「……じゃあレクも一緒に帰るのが普通なんじゃ?」 「日本(ここ)にいたいって駄々こねて、今までも育ててたからついでによろしくって両親が俺に預けてった。」 「……それじゃ、一緒に住んでんの?」 「ああ。」 「「初耳っ!!」」 「言う機会もないし必要もなかったけどな。あ、いらっしゃいませー。」 「……白さんって意外と顔広いよね。」 「…確かにそう思います。」 「白さんとレク、か。」 「……なんかおめでたいカンジするよね。二人がそろうと。」 「……あー…。なんかわかる気がします!!」 「………お前ら確実に頭の色で考えてただろ。」 「だって…。」 「紅白親子だもんね。」 ……っていうのもありかと思う← ってかこの設定で行こうかな?ちょっとお父さんのビジュアル考えてこよう 最初はクッキーの話しかするつもりなかったのに… ●●● ●●● 編集パス