標準語を喋る

小石川「!!」
白石「どないしたん、健二郎」
山田「お通じ?遠慮せんとトイレ行きや!」
小石川「誰が便秘やねん! ちゃうわ! あらへんねん…」
白石「あらへんって何が」
小石川「部費としてためとった金がごっそりなくなっとる」
金色「えぇー?ワテが一昨日通帳確認した時はあったでえ?」
山田「…オサムちゃんやな」
白石「ほんまあの飲んだくれどうしようもないな」
小石川「これどうにかせんと来週の練習試合の交通費出されへんで」


山田「と、言うわけで!」
忍足「声でっか! そない大声出さんでも聞こえとるわ!」
山田「関西弁使ったらあかんゲームを開催します!」
白石「まんまやな」
山田「まールール説明をすると関西弁を使ったらあかんよって言うだけの話です」
一氏「またしょーもないこと思いつきよって」
金色「でもなんでそれが部費がないこととつながるのん?」
山田「はい!さすが小春ちゃん、実にいい質問をいただきましたユウジはあとでしばく」
財前「今日の華子さんのテンションいつにも増してウザいっすわ…」
山田「関西弁喋った人はペナルティとして1回につき100円をこの貯金箱にいれてください」
忍足「はあ〜? なんやそれ!」
遠山「それ、ワイもせなあかんのん?」
山田「金ちゃんはええよ。ペナルティなったところで払えるお金ないやろ」
財前「前から思とりましたけど、華子さん、金太郎に甘いですよね」
山田「せやし金ちゃんがお金払えへんのは事実やろ」
忍足「確かに」
白石「で、その集めた金を来週の練習試合の交通費に回すっちゅーことか」
小石川「ほんまはオサムちゃんに金返してもらお思てんけど、捕まらんでなあ…」
一氏「ほんま逃げ足速いな」
山田「よっしゃ!グダグダ言うてんと始めるで!!」
一同「え〜…」


一同「…………」
一同「…………………」
忍足「ちょっと、一回タンマしてええか?」
山田「あ、今喋った!」
忍足「タンマ言うたから今のはノーカンやろ!」
山田「タンマ言う時はまだタンマなってへんもん! 謙也100円払いや!」
財前「華子さん、今ので200円っすわ」
山田「え?あ、ああああああ!!!!」
白石「本当に華子はアホだなあ」
山田「白石の標準語きもっ」
忍足「ちゅーかな、これみんなだんまりしとったら意味あらへんで」
山田「謙也今めっちゃ関西弁喋っと…てるよお〜」
一氏「華子の標準語きもっ」
忍足「俺は今タンマ中や」
白石「確かにだんまりしてたら、まるっきり意味ないな…みんな積極的に話していこう」
一同「白石の標準語きもっ」

ちゃりちゃりちゃりーん(謙也くんが100円、華子さんが200円払いました)

山田「てかさ、あたし今まで標準語やと思ってても実は関西弁やったって言葉結構あるん…だよ」
財前「いや、語尾気をつけてても途中で使ってますよ」
金色「山田ちゃん、200円頂戴ね」
山田「え?あああああ! さっきからあたしばっかり払ってる…じゃん!」
忍足「標準語きもっ」

ちゃりーん(華子さんが200円払いました)

山田「で、話戻すと、サラピンとかべべとか関西弁なんだって。 知ってた?」
一氏「へー。 それは知らなかったわ」
白石「他にも煮抜きとかサブイボとかもらしいな」
金色「まー最近は関西の芸人がよくあっちのTVにも出るようになって関西以外でも通じることが多いみたいだけどね」
小石川「今ので山田と白石、それぞれ200円」
山田「は?!」
白石「なんでや?!今のはあくまで、例として出しただけやん!」
小石川「今ので白石追加200円。喋ったらあかんゲームやから、例として出したのでもアウト」
白石「ストイックだなあ〜。ちなみに健二郎も今ので100円」
小石川「あ、、、」
一同(仲間同士でつぶしあいが起こっとる…!!)

2時間後

山田「もうダメ…無理…破産…」
小石川「そろそろお金も集まったしやめにするか」
白石「このゲーム誰も幸せになれへんかったわ」
財前「俺は一銭も払ってへんからどーでもええっすわ」


(払った回数は華子さんが1番、ついで謙也くんが2番でした。)
(最終的に2万円ほど集まったみたいです。)