それはとある合宿の夜のこと

枕投げも早々に切り上げ、そろそろ寝る頃かと思われた烏野の男子部屋

そこで一つの話題が持ち上がりました


田中「うちのマネージャー達は本当に彼氏がいないのでしょうか!」

そんな間抜けな問いをした男とは、田中龍之介である

澤村「くだらんことを言ってないで、さっさと寝ろー」

大地は呆れたようにそう言うと布団を被った

だが、思わぬ人物が話に乗ってしまった

菅原「俺、清水と吉野の彼氏なら心当たりあるぞー」

そうニヤニヤと言ったのはスガだった

その発言に対して全員がギョッとしてスガを見た

西谷「お付き合いされているんですか……潔子さん!!!」

若干二名、項垂れた

東峰「スガー…やめとけってー…」

東峰も心当たりがあるのか、オロオロとスガを止める

菅原「いーだろ。減るもんじゃねーべ」

彼は快活に笑うと声を潜めた

菅原「聞く覚悟がないやつは寝たほうがいいぞ…」

まるで今から怪談話でもするかのような声色だ

その中でサラッと月島が、じゃあ寝ますと布団に潜った

大地も布団に入っているが、聞き耳を立てているのが丸わかり

菅原「………っぷ」

スガはそんな大地の様子に笑うと、みんなに話し始めた

菅原「実はなー……

清水は大地と、吉野は月島と…だ」

それを聞いた2年生は大地を

1年生は月島を見て

「「えぇーーーーーー!?」」

大絶叫したのだった

「ちょっと、うるさいわよ!!」

隣の女子部屋にも響き渡ったのだろう

吉野と清水が男子部屋へと入った

そこで見たのは……

清水「死屍累々……?」

嘆き悲しむ男子達であった

その中で眠る二名と

ひたすら爆笑を決め込むスガの姿があったとか


END
→あとがき




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