デュラレンジャーB

デュラレンジャー+パパは心配性続編。

5人そろった後
ドタチンキャラ崩壊
むしろ全員キャラ崩壊


………………………………………

……それでもパパは心配性……


ようやく5人全員そろったデュラレンジャー。


今日も池袋の平和を守っています。


「臨也ぁぁあっ!!」

たとえ自販機が宙を舞おうが

「シズちゃん死ねっ!!」

ナイフが飛んでいこうが


池袋の平和を守っています!!


byデュラレッドこと竜ヶ峰帝人




「なぁ、帝人俺思うんだけどさ」
「うん?」

「池袋の平穏を日々乱してるのって主にネブラよりも静雄さんと臨也さんだよな」


遠い目をした正臣の言葉に指令部にいた全員がシーンとなる。

ちなみに張本人でもある静雄と臨也は指令部の外で絶賛殺し合い中である。

あの二人の争いは今に始まったことじゃないからねぇ…と新羅はどうしようもないと言う。


「この間、戦いの時に敵そっちのけで2人で喧嘩してました…」

杏里がぽつりと呟く。

帝人と正臣はその時のことを思い出して青ざめていた。

敵がいるにも関わらず、盛大に喧嘩をしていた静雄と臨也。

敵がチャンスと思ったのか2人に攻撃を仕掛けようとしたのだが、邪魔するな!!と鬼の形相の2人にそれは酷い返り討ちにあっていたのだ。



「いちいちあの2人のことなんか気にしてたら時間と労力の無駄よ。」

困り果てた高校生組に波江は、ほっときなさいとばっさりと切り捨てたのだった。







******





「それじゃあ今日は先輩である俺とシズちゃんが戦い方のレクチャーをするよ。」

ある日の昼下がり。
指令部の外にある広場に5人は集まっていた。

臨也の言葉通り今日は帝人達高校生組の訓練である。



門田を見つけ臨也の顔がパァアッと明るくなる。


「ちょ!臨也待て!」

(ややこしいやつを呼ぶなぁ!!)
「おーい、ドッタチーン!」

そして、静雄の制止もむなしく臨也は門田を呼んでしまったのだった。


「おう、臨也何してんだ?」


「んー、俺とシズちゃんで可愛い後輩達に戦い方を教えてるんだ」

「…戦い、方」


ピタリと門田の動きが止まった。


「あのね、俺たちデュラレンジャー復帰したんだ★」


静雄に腕を絡めてピースする臨也と明らかに青ざめる静雄。

帝人達は不思議そうにそれを見守る。


「…しーずーおーぉぉっ」

地を這うような声でギギギと静雄を睨む門田。



「どういうことだ!!臨也が現場復帰なんて俺は許可してないぞ!5年前はお前が臨也を絶対に守るし傷一つ付けさせないっていう誓約書の下に仕方なく許可しただけだぞ!しかも今度はなんだ?臨也に戦い方の指導をさせるだと!紀田達の荒削りな戦い方で臨也が怪我したらどう責任とるつもりだ!!ふざけても責任とって嫁にするとか許さん!!可愛い臨也に傷をつけるなんて神でも許されないんだぞ!!第一俺はお前と臨也の交際だって認めてないんだからな!臨也がお願いドタチンって可愛くいうから仕方なしに手を繋ぐくらいなら許してやるんだぞ、婚前交渉なんてもっての他!おいっ!聞いてるのか静雄!!!」


段々と話の論点がずれている門田に静雄はあー聞いてる聞いてる、一言一句聞き逃すことなく聞いてると相づちを打つ。

その後も門田による説教は小一時間ほど続けられた




「三人とも見てて分かると思うけどさ……」


熱く語る門田と渋々話を聞く静雄をちらりと見てから帝人達に向き直る臨也。

「ドタチンがいるときは俺戦わないから。てか戦えないから」

(ドタチン居なくても、面倒なときは戦わないけどね)

まぁ、シズちゃんがいれば平気だよと別段困った様子もない臨也。
三人はこの人はこれから心底あてにならないんだろうなぁ…と思った。


それから静雄への説教を終えた門田が今度は帝人達をターゲットに説教をはじめるのはまた別の話である。



(今日もパパは心配性です!)


おわれ★
………………………………………デュラレンジャーというよりウザイ門田パパシリーズな件←

付き合ってようがシズイザの殺し愛(←)は日常。

臨也さんはめったに戦ってくれません。

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