折原先生C*
*裏注意
アイスプレイ
うざいくらい甘い
………………………………………◆折原先生とアイス
夏の暑さが厳しくなってきた7月
「平和島セーンセ」
見ているだけで暑そうな白衣を着た臨也は体育教諭室にひょこりと顔を出していた。
流石に暑いのか白衣袖はまくられて陽に焼けていない白い腕がさらされていた。
「なんの用だ、いざ…」
「やや!いらっしゃい折原先生!」
「暑いでしょう中にどうぞ。」
「今みんなでアイス食べてるんですが折原先生もいかがですか」
静雄を遮って他の体育教師達が臨也をさっさと教諭室に招き入れちやほやと世話をやく。
有り難うございますー。とおもいっきり猫なで声で愛想をふりまく臨也は暑苦しい体育会系の男達にとっては癒し系なのだろう。
生徒達にはとても見せられないくらいでれでれと締まりのない顔をしていた。
「で?こんなとこまでどうしたんだよ。」
「俺の教諭室、冷房壊れちゃったみたいでさぁ…」
暑くて耐えられない…と涼しいかつ休める場所を探していたと続ける臨也。
ここに来るまでに保健室にもよったらしいが、夏の暑さでダウンした生徒達ですでにベッドが満員だったらしく化学教諭室から遠く離れた体育教諭室までわざわざやってきたらしい。
手渡された棒アイスをペロリと舐めつつ静雄の隣に立った臨也は早く直んないかなぁ…と呟いていた。
そんな臨也に静雄を含めた体育教師達がごくりと生唾を飲んだ
思春期の学生でもないのにアイスを食べる臨也によからぬ妄想が頭をよぎったのだ。
当の本人は気にもせずアイスを食べているし静雄に一口交換しようなどといって静雄の持つアイスにかぶりついていた。
そして体育教師達をムラムラと煽るだけ煽って臨也は、次授業だーと、あっさりと体育教諭室を後にしていったのだった。
***
「シーズーちゃん!」
「……」
「やだなぁ…ぼぅっとつっ立ってないで早く入れてよ。あとこれアイス、差し入れね。」
仕事を終え風呂上がりの静雄の家へ、昼間と変わらぬテンションでただし編み上げシャツにジーンズといったラフな格好で訪れた臨也。
片手に持っていたコンビニの袋を静雄に押しつけると許可もなくさっさと部屋へとあがっていった。
「手前、来るなら来るって一言言えよな…」
「だって暑かったし」
「意味わかんねぇよ」
タオルでがしがしと頭をふきつつアイスを冷凍庫にしまう静雄。
ふと昼間の件を思い出し臨也に声をかけた。
「臨也、手前昼間のアレ、わざとか?」
「え?何が。教諭室に来たこと?冷房壊れたって言ったじゃん。人の話しはちゃんと聞かなきゃダメだよ平和島センセイ。」
「無意識なんだな」
「?何が」
「何でもねぇよ…」
アイスの食い方がエロくて誘ってるようにしか見えませんでしたとは言わず、首を傾げている臨也にため息をついた。
自分以外の奴が欲の籠もった目で臨也を見ていたというだけでも不満であったのに本人が無自覚とは質が悪い。
気になるじゃんと臨也は頬を膨らませたのだが、ふとたちあがるとちょっと脱衣場借りるねと行ってしまった。
数分後、ガラリと臨也が勢いよく脱衣場の扉を開いた
「見てみてシズちゃん!折原先生夏バージョン★」
イエイとピースサインをしながら出てきた臨也は学校にいる際にかけている銀縁のだて眼鏡に白衣姿で出てきた。
ただし白衣の袖が半袖仕様であった。
最近あんまり暑いから自分で短くしてみたんだと言ってくるりと回って見せる臨也。
どうどう?と袖が短くなっただけの白衣の感想をキラキラした目で静雄に求めてくる。
「白い」
「そりゃ白衣だからね」
「ちげぇよ、手前の腕だ。」
「わっ!?」
ぐいと腕をひかれた臨也が膝をつく形で静雄に倒れこむ。
「痛いじゃん…って何してるのかなシズちゃん?」
むき出しの臨也の腕に吸い付いて点々と鬱血の跡を残していく静雄。
臨也が半袖着てるから隠せない!と抗議したのだが残念ながら5つほど腕に跡を残されてしまった。
つらつらと文句を言う臨也の言葉を軽く聞き流しながら静雄が臨也の腰に手をまわす。
「だからさぁ……って、ん?……シズちゃんちょっと…手付きがいやらしいのは気のせい?」
「気のせいじゃねぇよ。これからいやらしいことするんだよ」
さわさわと臨也の腰を撫でながら静雄が当たり前だろと言ってのける。
昼間っから俺を煽ったお前が悪いと言う静雄に臨也は何のことだと言う間もなく押し倒されたのだった。
***
「んっ、……はぁっ…シズちゃ…あつい…白衣くらい脱がせてよ」
「嫌だ」
「シズちゃんいつも白衣にこだわるよね…」
学校でヤルときも絶対白衣だけは脱がさないし…と続ければ、悪いのかよと言った静雄が臨也の後孔に差し込んだ指をわざとらしくぐちゅりと大きく動かした。
「ゃあっ…ん、ぁ…汚さなければいいけど…ぁん、ちょ喋ってるときに指動かすなばかっ!!」
「……ちっ」
「舌打ちしないでよ、…汚れなければ構わないけど今の時期は暑いんだよ。冷房きいてるとこはいいけど。…だからせめて白衣脱がせるか、冷房強めてよ。」
恨みがましく見つめれば静雄がテーブルに手を伸ばしリモコンで空調の温度を下げる。
あくまで白衣を脱がす気はないらしい。
「シズちゃん……ん、ふぁ…」
「これで文句ないだろ」
「やっ……あ、つい」
「んなすぐに温度下がるか」
我慢しろと言って静雄は臨也の胸元に顔を埋め責め立てるが臨也は、喘ぎ声の合間にあついあついと繰り返す。
「ん?シズちゃん」
「暑い暑いうっせえな…ちょっと待ってろ」
急に立ち上がった静雄に臨也が不思議そうな顔をするがすぐにやっぱり暑いと床に転がったまま呟いた
「ん?おかえりシズちゃん」
「おう」
「一体なにし…」
直ぐに戻ってきた静雄が再び臨也に覆いかぶさるかと思いきや静雄は臨也の両足の間に腰掛けただけだった。
あれ?と思った臨也は視線を落としてかたまった。
静雄の手に握られていたのは自分が差し入れにと箱入りで買ってきた棒アイスであった
「し、しずちゃんまさか…」
「あ?手前があついって言ったんだろが」
「ちょ、暑くない!暑くないからやめて!!」
「臨也」
バタバタと抵抗すればあきらめたのか静雄が臨也を呼ぶ
臨也がやめてくれたのかとほっとして力を抜いたその時
「ひっ!?ぁあああっん!!!」
ニヤリと笑った静雄が遠慮なく臨也の後孔に棒アイスを突き入れた
「ゃっ…あっあ…、つめたっ…!」
「暑かったんだろ?ちょうどいいじゃねぇか」
「ひゃんっ…ぁや、やだ」
「しかし想像以上にエロいな…」
白衣を着たまま下肢のみ衣類を脱がされシャツは捲り上げられ、眼鏡をかけたままの臨也。
アイス棒を抜き差しすれば臨也の体温で溶けてきた白いバニラのアイスが卑猥な音をたてるとともに後孔から流れ出てきて白衣を汚した
中で感じるひんやりとした感覚に臨也はビクビクと身体を震わせる
「…っふぁ、しずちゃ、」
「すげぇな臨也…もうほとんど溶けちまったぜ。わかるか?」
「…やっ、だ、だめっ…ァ…あああっん!!」
アイスが溶けてほぼ木の棒のみになってしまったそれで静雄が前立腺を刺激するよう動かせば、堪え切れずに臨也がビクンと一際大きく身体を跳ねさせて達した。
余韻でピクピクと身体を震わせる臨也の後孔からアイスの棒を引き抜き膝裏をかかえると静雄が自身を根本まで一気に埋め込んだ
「あっあ、…しずちゃんのあつっ…あついよぉっ…」
「は…臨也っ…」
「しずちゃ、しずちゃん…んあ、…む、ふぁ」
臨也が腕を伸ばしてキスをねだれば静雄が臨也の眼鏡を外し、その腕を自分の首へ回させてそれに答える。
いつになく積極的に舌を絡めてくる臨也に気分を良くした静雄が律動を早めれば臨也が切なげに声をもらしそれでも必死に口付ける。
「んっ…ぁ、しずちゃ…もぅ」
「ああ、いいぜ…っ、いっちまえ」
ギリギリまで引き抜いた自身で前立腺を思い切りすりあげるように奥まで突き上げる
「…ぁ…あっーーー!!」
「っく…!」
臨也が達した締め付けで後を追うように静雄も臨也の中で欲を吐き出すとズルリと自身を引き抜いた。
「う〜…、シズちゃんの馬鹿、万年発情期。白衣どうしてくれるのさ」
「いつもの袖長いやつ着てろ。わざわざ他の奴に肌見せる必要ねぇんだよ。」
「……っ!」
さらっと言ってのける静雄に臨也がカァッと頬を染めた
「う…やだ、シズちゃん…無駄にかっこいいの禁止」
天然タラシと呟けばお前しか口説いてねぇし口説く気はないと返してきた静雄にますます臨也は頬を染めるのであった。
当然キスマークだらけの腕をさらせるはずもなく臨也は通常の長袖白衣での勤務さらには外出時にも腕を隠すはめになったのだった。
おわり★
………………………………………ほら、夏だし…ね?(何がだ)
アイスプレイに白衣+眼鏡で限りなく俺得な感じです。ごめんなさい。ほら夏だから?(二回目)
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