「お誕生日おめでとう」

キミが俺の誕生日を祝ってくれるのは、5回目。
二人っきりでこの言葉を聞くのは初めて。
付き合って初めてのイベントが俺の誕生日。

ああ、なんて幸せものなんだろう。


「ありがとう!大好きっす〜!」


いつものように抱きつくと、柔らかい身体にぐっと力が入るのを感じた。
緊張?今更?


「あの、ね。誕生日プレゼントなんだけど、」


「ん?」


「しゃっ、しゃがんで!」


よくわからないまま彼女と同じ目線までしゃがむ。


「どうしー……むぐっ!」


ちゅっ、と可愛らしい音と柔らかい感触。真っ赤なほっぺ。



「…なんすかそれ、反則っす…」


2015/6/22
遅くなってしまった!黄瀬くんおめでとう!



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