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「んー……」

「何しけた面してるんですか。ご飯が不味くなるんでやめて下さい」


昼休み。教室で曽良と弁当を食べながら三人について考えていると、不機嫌そうな曽良におでこを叩かれた。


「曽良ー……。僕、あの三人が生徒会で大丈夫なのか本当に不安になってきたよー……」


鬼男先輩はともかく、太子と閻魔先輩は放っておくと本当に何をしでかすかわからない。

あ、ちなみにこの呼び方は二人に強制された。理由は太子と同じで距離を置かれてる感じがするかららしい。
太子みたいに呼び捨てを強要されるよりはいいけどへんなの…。


「ヒュースケン先輩が推薦したのなら大丈夫じゃないですか?それよりそのウインナーいらないなら貰いますよ」

「だっ、だめだよ!それは最後に食べようと思って取っておいたの!」


慌てて弁当箱を曽良から遠ざける。


「おや、そうだったんですか。飯も喉を通らなさそうな顔をしていたので、てっきりいらなかったのかと」

「食べるよちゃんと!」


曽良に取られないようにと急いでウインナーを掴んで口に放り込む。うん、おいしい。


「にしてもヒュースケン会長ってそんなに信頼されてるんだねー。見たことないけど」

「本当に集会聞いてないんですね……。ヒュースケン先輩はかなりの支持を集めていますからね。あの三人を推薦したのにもそれなりの理由があるんじゃないですか?」

「そうかなぁ…?」

「そんなもんですよ」


お弁当を食べ終わった曽良がデザートのモンブランに手をかけた時、廊下が騒がしいことに気づいた。

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