桜豪雨
思い出を交差させて
スタートライン
セーラー服をひるがえし
終わりはすぐ近くに
木の下の骸
朽ち木の中にて永眠す
桃色で視界を埋め尽くしていく
ピアノと涙腺
Q.その涙の理由を証明せよ



抜け出した手のひら
愛してくれたっていいじゃない
至近距離の遠さ
うわずる唇
僕の中心は君だと昔から決まってるんだ
くしゃりと笑う
触れたその手は温かく
ここから先は二人だけの領域
海底でまた逢おうと誓う
腫れた瞼に救済を


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