初デート

今日は名無しさんが最近付き合い始めたばかりの彼と初デート



『待たせてすまなかったのだよ』


「ううん、私も今来たところだから大丈夫だよ」



待ち合わせ場所に名無しさんがいることに気がついた彼はどうやら走ってきてくれたようで


「じゃあ行こ?」

『ああ。』





『普通こういう時は男が先にいるものっスよ』


2人が歩きだしてその場を離れる一方で後ろに良く見る人が三人


『てかいいのかよこんなかとをして』


『いいんじゃないか?』


海常高校バスケ部レギュラーのメンバーである


『笠松先輩は気にならないんスか?』


キセキの世代の1人黄瀬涼太

『気になんねーよ、な?森山』
バスケ部主将の笠松幸男

『いや、気になるだろ』
女の子大好きな森山由孝

なぜこんなことをしているのかは説明しなくてもわかるとおりである



『あの緑間っちが名無しさんっちとデートなんて…』
『そんな名無しのの自由だろうが』

『そんなことより早く追わないと見失うぞ』



森山の一言で三人は歩き出す




「緑間君!これ可愛くない?」

『ああ、可愛いな』


そのころ2人はアクセサリー店で買い物をしていた
「ねえ緑間君」


『なんだ?』


「これ、お揃いにしない?」



そういって名無しさんが見せたのは色違いのストラップ

「ああ、そうしよう。」

『ホントに!?やったぁー』



満開の笑顔で喜ぶ名無しさんに思わず笑顔になる

『これは俺が買ってやるのだよ』

「いいの?」

『ああ、名無しさんとの初めてのデートの記念なのだよ』

「緑間君…ありがとう//」




『なんかいい雰囲気っスね』

『ああ。』

やはり外で盗み見していた三人


『これで満足か?』
森山の問いに笑顔ではいっスと答える黄瀬



『…黄瀬、お前こんなところで何をしているのだよ』
『あれ?何で緑間っちがここに』

『名無しさんがあそこに黄瀬がいると言っていたのでな』


いつの間にか買い物が終わり出てきたらしい緑間と名無しさん


「あ、やっぱり居たんだね」


『俺はただ2人の初デートが心配で…ねって先輩って、あれ?』

周りを見回しても笠松や森山の姿はない
どうやら先に帰ってしまったみたいで



『お前に心配される筋合いはないのだよ』


『結構いい雰囲気だったスよね』

『当たり前だ』




初デート
それはどうやら大成功だったようで

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