2.無意識じゃいられない
高校生活にも慣れて早1ヶ月
いつものように黒子に屋上で昼を誘おうとあいつの席を見るといつもなら弁当と読む本の準備をしているはずなのだが珍しく準備をしないまま何処かへ行ってしまったようで俺は廊下まで出るとあいつが珍しく女子としゃべっていたのだ
火神『(珍しく女子としゃべるなんて。あいつ、監督以外の女子の知り合いっていたか?)』
と、考えていると
黒子『火神君?』
火神『うおぉ!いつの間に傷んだ!』
黒子『今さっきです。ところでどうしたんですか?』
火神『昼飯誘おうと思ったらお前がいなかったから探してたんだよ。さっきの奴誰なんだ?』
黒子『あぁ彼女 名前さんは僕と同じ帝光中の同級生で幼馴染です。偶然、こないだ図書室に行った時に再会したんです。』
と、クラスへ帰っていく彼女を見て
それからというもの俺はあいつとすれ違うたびに目でおいかけていた
リコ『それは恋ね!』
火神『そうなのか?じゃなくて、そうなんですか?』
黒子『完璧に恋ですね。』
日向『自覚ないのか?』
火神『すれ違うたびに目で追っていて知らない奴と話しているのを見ているとモヤモヤと・・・』
木吉『火神についに春がやってきたんだな。』
火神『恋?』
黒子『火神君、まだ自覚してないんですね。まぁもうちょっとしたら自覚するかもしれませんね。』
恋はわかんねぇーが無意識でいられないのは確かだ・・・・
俺が恋だと自覚するまで2か月後のことだった
終り
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[mokuji]
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