私ね、偽はアニメ化出来ないと思っていたんですよ流石に。数日前にツイッタで言ってた例の監禁だとか水分補給だとか歯磨きとかさ。だからびっくり！ こないだの囮物語の最後の展開が、すごく作者っぽい展開で……。私は当時戯言を読んでなかったので読者の「らしい展開」の意味がわかんなかったんですが、読んでから「そういう意味か…」ってなりました。「そんな裏切り方すんのかよ」って感じ。流石に囮まではアニメしないだろうなって思うけど。でも囮以外で撫子でてきましたっけ？すいません記憶あやふやで。 傷のPVの雰囲気は、流石シャフト！って感じだったし、そこまでグロくしてくれてありがとうって思いました。グロいのが好きでは無いですが、小綺麗なアニメはあまり好きじゃありません。 で、少女不十分の感想は、「なにファンの心掴もうとしてんだよ！」でした。展開はなんとなく予想できましたが、ノートの場面でぞぞぞってしました。ああいう強迫観念じみたものは凄く怖いです。これ読む前に、他シリーズ読んでてよかったなって思いました。 「何かが破綻しているお話」って好きです。 以下、もうちょっと踏み込みます。 この作中の語り手が言う、「一般的でない人間が、一般的でないままに、幸せになる物語」の類が私は結構好きで、だからその例としてあげられている、「言葉だけを頼りにかろうじて生きている少年と世界を支配する天才少女の話」とか「感情のない大男と感情まみれの少女の話」とか「家族愛を重んじる殺人鬼とニット帽の話」とか「偽善者と彼に恋した怪物の話」が好きなのかなーと思いました。 これらの作品にまさか共通点やテーマがあったってのは驚きだけどね……。 もう一回戯言読もうと思っちゃいました。刀語も、原作で読もうかな、とか思ってしまいました。ますます深みにハマります。この新刊が計画犯罪としか思えません。少女不十分、はらはらどきどきしました。 |