「ノボリさん好きです」

「左様でございますか。ときに、わたくし思ったのですがその様な事を簡単に言ってしまうのは如何なものでしょう?価値とでも言うのでしょうか、それが薄れてしまう気がしますが」

「でも、好きだから好きって言うんです。ノボリさんだっていうでしょう?」

「さて、わたくしあまり感情を外には出さないものですから。しかしながら、この様な言葉は大切なものだとわたくし思います」

「大切だからこそ、ノボリさんだけに言うんです。好きです、って」

「…理にかなっていますが、わたくしには当分分からないであろう感情ですね」

「そうですか、では分かるまで私が言いましょう。好きです」

「……ありがとうございます」



ノボリ中
(途中下車はございません)

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ノボリさんを落とすために奮闘中
にしてもノボリさんがおしゃべりっぽい

20110107