保健室は涼しくて丁度よかった。先生はいないようで、勝手にベットを利用した。
頭を整理してみると、N君の顔がポンと浮かんで、すごく恥ずかしくなったから布団にすかさずもぐった。
私は、告白された、のかな?
ぐるぐる回る。言葉は意味をあまり持たない。
私は、N君が好き?
、……分からない、よ。
きつく目を閉じた。
でも、彼の綺麗な顔は消えなかった。


「………なまえさん、」


ドキン。
私の心臓が脈打つ。
先程まで間近に聞いていた声。
聞き間違いじゃない。彼がいる。
近づいてくる足音に背を向け、布団の中で自分の心音を聴きながら彼の次の声を待った。


「あの、大丈夫、?」


私は、反応ができなくて、何故か息が止まった。
近くで椅子と床が擦れる音がして、すぐ横で座っていることがわかる。
息ができない。
あぁ、駄目だ。早く何処かへいってほしい。


「ごめんね、ぼくが変なこと言ったから。でもね、ぼくの気持ちは嘘じゃないよ。多分、…ううん、絶対。君の、気持ちが知りたいんだ」


真剣な声柄に、私の心臓は更に早くなる。
自分の気持ちが分からない。だけど、言えることがひとつだけあった。


「……あ、りがとう……」


こっそりと、彼の顔を盗みみると、白い肌が真っ赤に染まってた。
多分、私も真っ赤だ。
この気持ちはなんだろう。
私達の関係は、まだ始まったばかり、かな?







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はい、終わりです。
なんだか中途半端ですが、ハッピーエンド解決です^^
連載なんて初めてで、とっても拙くて何が書きたいか分からないかもしれません;
いやでも、楽しかったです!ありがとうございました^^