※ノボリさんが変態くさい
「なまえ、キスしてもよろしいでしょうか」
いきなり現れた彼、ノボリさんの口からは彼には似合わない言葉がこぼれた。
彼が言うと何故か怪しいそれは、はっきりと私の耳に入る。
「……な、なんですか…?」
耳に入った言葉を信じられず思わず聞き返した。
目の前には、いつも通りの仏頂面。
「口付けを、交わしたいのでございます」
えぇ、聞こえましたよ、聞きまちがいでは無いのですね。
しかし、ノボリさんにしては珍しい、むしろ奇怪にも感じてしまう発言。
何も言えず、仏頂面を凝視。
顔からは汗が吹き出る。
「い、いきなり、どうしたんですか、?」
当然の疑問をぶつければ、キョトンとした様な顔になった気がした。
ううん、と唸って何かを考えているようで、考えるような事なのかと思いながらまだ、顔を凝視。
「なまえを、見ていたらしたくなりました」
発情期のような受け答え。
何を盛っているのか私には分からないがこの様な事は珍しいのは確かで、返答に困ってしまう。
口を閉ざし、彼を見れなくて目を泳がした。
「…何も言わないと言わないという事は、合意したととらせていただいて宜しいですよね?」
近付く仏頂面、頬に触れた布。
口には生暖かい柔らかな、唇らしき物。
あぁ、キス、されてる、?
触れた唇が離れ、放心状態の私。
「すみません。歯止めが利かなくなりそうでございます、」
「え。うわ、!」
次に見えたのは、天井。
あぁ、発情しないでくださいよ。
只今、発情中(情事を求める理由。彼女が可愛いから)
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発情ノボリ。
に、してもグダグダですな……
読んでくださりありがとうございました!
20101217