紫の惨劇
シリ「大将、茄子が残ってます」
エレ「知ってる」
オル「エレフ、茄子が残ってますよ」
エレ「知ってる」
レオ「エレフ、茄子が残っているよ」
エレ「だから知ってるって!もう誰だよ俺の嫌いな茄子で野菜炒め作ったの!俺だよ!」
シリ「いいノリツッコミですね」
オル「エレフ…茄子嫌いなのになぜか茄子の料理など作ったんですか?」
エレ「知らん、いっぱい余っていたのを見つけたらついつい作ってしまった」
シリ「だったら責任持って食べてくださいよ大将…、好き嫌いはよくない、って言ってる側からほらほら自分の茄子をレオンさんの皿に移さない!」
レオ「エレフ、その茄子はエレフからの愛だと受け取っていいのかな?なら食べよう」
エレ「食べてくれるのなら愛ということでいい」
シリ「はいはいレオンさんも変なところで大将に求愛しない!大将も話に乗らない!ついでにレオンさんは違和感無くナチュラルに敵陣でご飯を食べない!!」
レオ「エレフの手料理だ、食べたいと思うのは当たり前のことだろう」
エレ「……というか、ただ一つ嫌いな野菜を何故食べなきゃいけないんだ!他のものは食べるだろう?これぐらい許してくれればいいじゃないか!」
レオ「エレフ、君のそのシルクのように滑らかな髪の中で、一際輝く紫の川と同じ色の食べ物だ。我が儘を言わず慈しんで食べておくれ。私はそうする」
シリ「レオンさん…少し変態くさいですよその発言は。オルフも、黙ってないでなんとか言ってくれよ」
オル「とりあえず、獅子王の首を飛ばせばエレフも茄子を食べますよ」
シリ「いや意味わかんないし」
レオ「はっはっは、この首はエレフに捧げる首だよ、オルフ君には捧げられないな」
エレ「レオン…(キュン)」
シリ「レオンさんは冗談言わない大将はきゅんとしないオルフは包丁を構えないー!!」
今日も平和です。完。