新幹線にて







「静岡ー」

「窓にへばりつくなノミ蟲。俺が風景見えない」

「何それ俺がそんなんで退くと思ってるの?流石シズちゃん単細胞だね!」

「そんなに褒めんなよ照れるだろ」

「褒めてないよ脳ミソ大丈夫?ツルツル?新幹線から突き落とされたい?」

「それより静岡がどうした」

「シズちゃんって俺と付き合うようになってスルースキル強化されたよね」

「付き合うとか言うな、襲いたくなる」

「死ねよ華麗なるダイブで」

「お前がな」

「もうなんなのシズちゃん……静岡の話もういい?」

「そんなわけねぇだろ、話せ」

「まぁ別に隠すことじゃないしね、ただ『静岡』ってシズちゃんの名前フル装備だよねって思って」

「しずおか…まぁ確かに」

「静雄かっ!って突っ込みだよね」

「どんな状況でその突っ込みになるんだろうなぁ」

「………バニラシェーキ片手に標識振り回しながらバーテン服着てる金髪グラサンに遭遇したとき?」

「……それ俺だな」

「…シズちゃんだね」

「ところで俺たちは何のために新幹線に乗って何処に向かってるんだ?」

「え、シズちゃんが行きたいとこあるんじゃないの?」

「は?てっきりテメェが行きたいとこがあるんだと」

「え?」

「え?」





――――――――――――


静岡云々を言わせたいが為に管理人権限で県外デートに出てもらいました静臨。
静雄さんキレなさすぎて静雄さんじゃない(^ω^)


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -