短編 | ナノ


・伽島花穂(かしま かほ)
中学生。父と母が幼いころに事故死したので祖父母に引き取られ、今は一人暮らし中。
幼いころの『ある事件』で視える体質になり、そういう系のことに巻き込まれては自力で生き延びてきた。そのこともあり友達は少なく、本人も壁を作るために敬語で話すようになる。
アオとは少し前にかかわり、なぜか一緒に暮らす羽目になっている。人の姿のアオより丸い姿のアオのほうがちょっとは可愛いので好き。けど本人には言わない。

・アオ
"鬼"は"鬼"でも"青鬼"という存在。普段は丸い姿で花穂に纏わり憑いている。
花穂を守るために花穂に近づき、名前を付けてもらった(だまして)。名前を付けてもらったし、もうペットみたいなもんだよなーとか勝手に言って一緒に暮らしてる。
自分が死んだことについてはよくわかってる。人の姿になれる時間が決まっているのがもどかしい。

・柴波(しば)
花穂と同じ学校の後輩。重度のオカルトマニアで、都市伝説となった"鬼"を一目みたいと、怪奇現象に会いたいという理由で花穂に懐いたちょっと迷惑な子。
霊感ゼロで、しかも間が悪い(良い?)せいでそういうことには一切会ったことがない。きっとこれからも会わないと思う。
花穂に対して悪意はないし、むしろ優しい先輩だと慕っている。

・鬼
鬼は地獄の鬼などではなく死者の方を指している。
呼び方については、"赤鬼"は死んだ人間が害をなす存在のときに使われ、、"青鬼"は人を守る存在のときに使われる。ほかにも色はあるらしいが花穂はよく知らない。
逢魔時は行動し出して一番行動しやすいってだけの時間であり、強い"鬼"になると朝日が昇るまで行動しているのもあるらしい。アオは知っているけれど教えていないから花穂は知らない。



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