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なんというか……
そんなに重要なことなのか?

「僕は絶対上です!」
「僕だって上がいいもん!だって年上だし!」
「こんなのにそんなの関係ありませんよ!」

さっきから堂々巡りな気がする言い合いがずっとされている
オレとはかきと遊也先輩と現という妙な組み合わせで教室でいるが、いい加減大声での会話は終わって欲しい

「大体さぁ、君はタチしたことあるの?童貞っぽいのに〜」
「童貞ではないですがそっちの知識はありませんね。だからと言ってネコはゴメンです!」
「はぁあ?大人しく鳴いてれば?下の方が痛くないよ〜?」
「男のプライド捨ててまで下にはなりたくないんで〜」

とても下品な話をしてるのはわかった
時々意味が分からない単語も出てきたりするけど現と遊也先輩だ。きっと変態同士の会話なんだろう

隣にいるはかきから(余計な物が入っていない)お茶を貰い、一息つく
まだ教室の中心であいつら騒いでた

「うるせぇ……」
「ああ」
「てか何はなしてんだ?」
「俺でもわからん」
「マジか」

はかきがわからないんじゃオレでもわからないな
仕方がないのでお茶を飲みながら二人の会話を聴き流す

「顔は好みの方だから傷は嫌だったけど……そっちの方が興奮するかもしれないねぇ」
「ひいっ、ちょ、くんなぁああああああああ!!?」
「いいねいいね!!やっぱり僕は攻める側だよ!!」
「やだぁあああああああああ!!」

久しぶりに泣き叫ぶ現と恍惚な笑みで刀を振り回す遊也先輩が教室から出ていく
数分後には現の声も遊也先輩の声も聞こえなくなった



……とりあえず
ネコとかタチとか、攻めとかなんなんだ?



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