愛情の裏返し



「陽!!!一緒に何処かに出掛けるもんよ!!」


「………やだ。」


「(|| ゜Д゜)!!!」


「………。」



そんな僕達の日常



--------------


「ククッ…陽、もうちょい雷神に優しくしてやったらどうだ?あ?」


休み時間
笑いながら僕の肩に手を乗せてきたのはサイファー
あ、今日は風と雷が居ない。珍しい。


「…べっつにー…冷たくしてる訳じゃ無いもん……」


「つってもな〜…『付き合って数ヶ月経つのに、陽がデレてくれないもんよ〜っ』って泣き付かれる現状だしよ…」

サイファーはあの巨体が自分に泣き付いてくる暑苦しさを思い出し、視線を遠くへやった


「……だってさぁ……」


「?」











「……恥ずかしいん…だもん…///」

「っっっ!!!!////」


俯いてポソッと溢したその言葉と可愛さに
思わずサイファーは口元を抑え赤面した


「(え?あ?なに赤くなってんだ俺!?) そ、そうか…じゃ、じゃあ俺と付き合うか? (何言ってんだ俺は!!?)」


「は?えっ!?」



「何してるもんよサイファぁぁぁぁぁあああぁぁぁあぁ!!!!!!!!!!」


廊下から凄まじい勢いで雷神が駆け寄ってきて
陽を背後に隠した



「うぉ!!(暑苦しい!!)」


「な、何だよ雷!!?」


「陽は俺の物なんだもんよ!!いくらサイファーでも、絶対絶対絶対に譲れないんだもんよ!!!!」


大声で叫ぶ雷神
クラスがシーンと静まり返る


「……雷…お前…」


付き合ってる事を大声で公言された陽は赤面しながら黒いオーラを出す


「ひ、ひぃぃっ( ̄□ ̄;)!!」


「んな恥ずかしい事大声で言うなよ!/// 言われなくたって俺が雷の物って事は俺が一番よく分かってんだから!!!!///」



シーン………



「はっ( ̄□ ̄;)!!」


大声で墓穴を掘ってしまった陽は
我に帰ると赤面していた顔を更に赤面させ
何事か呟きながらしゃがみこんだ


と 同時に周りから歓声と冷やかしが飛ぶ


「っっっっ!!!!!////陽ーーーっ!!大好きだもんよぉぉぉぉ!!////」



雷神は陽を立たせると、ぎゅうぅと抱き締めた


「な、は、離せ離せバカぁぁぁぁ!!!!////」


「嫌だもんよーーっ!!///」



「…何だこの展開…」


一人取り残されたサイファーは苦笑いを浮かべた



こうしてデレた陽のお陰で
二人はバラム1のバカップル とまで言われるようになったのでした。





END


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途中でアカンと思ったwww




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