第六話

「ひとまず部屋あがりなよ」

えいし君はそういうと台所だと思われるほうに行きお茶を一杯入れてきて私に差し出してきた

「喉渇いてるでしょ?」

そのほんの小さな優しさが凄く嬉しかった


*都会へ行こう!*

その後私はお茶を飲み終えコップをえいしくんに返しお礼をいった
それを見た潤は私の腕を掴むとズルズルと階段を上っていきそして一つの部屋に入ると潤は私を自分の隣に座らした

「…潤ここ誰の部屋?」
「ヨンサの部屋」
「いっいいの!?」
「いいのいいのそれにほらヨンサ達も来たし」

潤がドアのほうを指すと丁度えいし君達が来た

「潤勝手に部屋に入るな」
「ヨンサと僕の仲じゃん」

そういうと潤はえいし君に抱きついた
どういう仲なんだ?

その後潤はえいし君に引き剥がされ
今は私に抱きついてきている
潤って誰かに引っ付いてなきゃ気がすまないのかな

「それじゃあ改めて自己紹介していこ!ならまず明里から」
「えっはっはい!」

私は突然耳の側で声がして思わず裏声になってしまった
向かい側をみるとムサシ少年が笑っていた

「あーえっと水無瀬明里です13歳で短所は人見知りが激しいこと、潤とは従兄弟でえいし君とも従兄弟になるんだよね?」
「うん」
「えっと従兄弟になるそうです以上です」

私が言い終えると潤は「良くできました」って言ってきて私の頭を撫でてきた

「子供扱いしないでよ…あっ次の人どうぞ」

私は隣に座っている存在無かった少年にふると存在無かった少年は私と似たような反応をした
うん、面白い
「えっあっ真田 一馬です…13歳で…その」

存在無かった少年は一馬君と言うそうだ
そしてなんか同士のような気がする
ヘタレって言われそうだな

「たっ短所は…」
「ヘタレだよな」
「結人!!」

突然ムサシ少年が話に割り込んできて一馬君の代わりに喋り始めたそしてさっき思った通りヘタレといわれていた

「好きな物リンゴジュースと卵サンドだよなー」
「結人勝手に言うな!」

リンゴジュースその単語に反応してしまった
何をかくそう私もリンゴジュース好きだからである!!
これは友達にならなくては

「一馬君リンゴジュース好きなの?」
「あっうん、水無瀬も好きなのか?」
「うん大好き!あっあと水無瀬じゃなくて明里でいいよ」
「わっわかった、俺のことも一馬でいいから…」
「ならよろしく一馬」

私は片手を一馬の前に出し握手を求めると一馬は少し気恥ずかしそうに笑い握手をしてくれた

こうして一人友達ができた
うぉっしゃー!!リンゴジュース仲間ゲットー!!
私が一人心の中で叫んでいるとムサシ少年が私に話しかけてきた

「あっ一馬だけずりー俺若菜 結人同じ13歳、明里でいい?」
「うんもちろん!」
「なら明里これからよろしくな!」

そういうとムサシ少年もとい結人は私が一馬にしたように手を差し出してきて握手をした

「それでこいつが郭 英士って知ってるよな」

いいえ結人私なんも知らないよーだって従兄弟がもう一人居たことすらさっき思い出したんだから

そんな事を思っても以心伝心出来るわけがなく一人寂しく心の中で突っ込んだ
「そういえば英士と明里ってどう従兄弟なんだ?潤慶と英士はおばさん同士が双子だって聞いたけど」
「あっ私のお父さんと潤と英士君のお母さんは兄弟なんだ」
「へぇーなら一度ぐらい英士に会ったことないのか?」
「残念ながら無いね。ただ写真は昔見せて貰ったかも何か会った時見たことあるなーっておもったから」
「ふーんってか英士も何か喋れよ」

結人は英士君の方に行き肘でつっついたら英士君は溜め息をつき口を開いた

「それで君は俺の家に何しに来たの?」


一瞬にしてその場の空気が凍ったような気がした
あとがきという名の反省文


第六話終了ー!
まだ…まだ家に住めなく第一部が終わらない!(泣)
次で終らせたいです第一部

えーと英士が「君」って言ってるのはまだ警戒心がとけてないからであります

早く解けたらいいねー

最後に誤字・脱字がありましたらお申し付けください


2005 12/12

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