第五話

そろそろ恥ずかしくなってきました
暑いしね


*都会へ行こう!*


「あー潤慶さん潤慶さん離してくれませんか?」

私が少し暑さと苦しさにもがいていたら潤は抱きしめるのをやめた

「ごめんごめん」
「あー暑かった」

私は自分の手で顔に風を送っていると潤はその手を握り私を大きな家の玄関に引っ張っていった

「勝手に入っていいの?」
「ヨンサ達が多分居るから大丈夫だよ」

ヨンサ…?あぁえいし君の事か
私は潤にされるがまま
家の中に入っていった
「ヨンサただいまー!!」

潤が部屋中に響きそうな声で帰宅を告げると上から足音が複数鳴り階段から人が降りてきた
いや正確にいうと人達だ
私はとっさに潤の背中に隠れて服を掴むと潤は困ったようなでも嬉しそうな顔をした
そうこうしていると足音の人達が玄関までやって来て潤に話かけてきた

「潤おせーよせっかくこの結人様が遊びに来たのによー」
「どこ行ってたんだよ」

あっさっきの…ムサシに存在無かった少年だ

「お姫様から助けを求める電話がきて迎えに行ってたんだ」

…お姫様って誰ですかー?
潤は同意を求めるかのように背中に隠れてる私のほうを見て「ねー」って言ってきた
すんません同意出来ません

「何だ?誰かきてるのかよ」
「うん、ほら明里出ておいでよ」
「あっその…さっきぶりです」

私が潤の背中から顔をだすと二人は動きがとまった…
「…あのー」
「さっきの逆ナンパした女の子!!」

ムサシ少年は私を指差すといきなり叫んできた
いやだから逆ナンパじゃないんだって
しかも存在無かった少年は睨んでくるし

「何?結人達明里に会ったことあるの?」
「さっき道聞かれた」

存在無かった少年ナイスフォローそうだよ私はただ道聞いただけだよ

しばらく玄関で立ち話をしていると上から足音がしてまた一人降りてきた

「結人達何してるの、潤帰ってきたなら早く上に…」

降りてきた少年はアジアンクールビューティ君だった

「ヨンサ!!」

潤は嬉しそうに声をあげアジアンクールビューティ君に抱きついて私に顔を向けると彼を紹介してくれた

「明里この人がもう一人の従兄弟のヨンサだよ」
「…えいし君ですか?」
「そうだけど…君さっきの子だよね」

私は何も喋れなくてただ首を縦にふるだけだった
私が喋らないのをわかったのかえいし君は潤に話しかけた

「潤この子は?」

潤はそれを聞くと嬉しそうに
私に抱きついてきた

「僕達の従兄弟水無瀬明里」





あとがきという名の反省文

無理矢理な終らせかたですみません
そして今回も短い
えっとわかると思いますがムサシは結人で存在無かった少年は一馬です

次回!やっと第一部終るかな?(予定)
まだわからないってどうなんだ

最後に誤字・脱字がありましたら管理人に申し付けください

では


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