葉留佳と友達になった時の話

 誰にしも失敗というものはある。
 そう、だから仕方なかったのだ。
 選んだのも、それを任せたのも私だ。
 そう、彼女に非はないのだ。
 そうやって私は必死に自分を納得させようとしていた。

「カットモデルだからしょうがなかったの、無料だったんだからむしろお得だったんだよ」

 帽子のつばを握る手に力が入る。
 皆はそんな私を見てただ不思議そうな顔をしていた。
 そりゃそうだろう。夕飯時にめったにかぶらない帽子をかぶり、発せられた第一声がそれなのだから。

「だからどうしたんだ」

 何度も繰り返される会話に、恭介がしびれを切らしてそう聞いてくるが私は何も言えず同じことを繰り返す。

「その帽子の下になにかあるのか?」

 謙吾の声に全員の視線が帽子に注がれる。背中に汗を一つかく。

「まさか、理緒」
「えっ……」

 ごくりと真人の喉が鳴る。

「ハゲたのか!?」
「んなアホなことあるかー!」

 まさかの発言に思わず突っ込みをいれる。
 頭を隠すのは全てハゲに繋がると言うのか。

「まあ、最近じゃ若白髪とかもあるらしいからな。ハゲることもあるだろ」
「理緒、あたしはハゲても気にしないからな。前にファーブルもハゲてたこともあるからハゲには慣れてる」
「だから、ハゲで話進めないで……!」

 それに鈴の言うファーブルの場合それは少し違うのではないか。

「まあまあ、理緒もそんなに頑なにならないでさ、何があったか言ってよ」

 理樹の目が私を見つめる。
 確かにここまで話がこじれてるのは元はと言えば私が本当のことを言わないからだ。
 私は一つ息を吐き、そして全員の顔を見る。

「絶対笑わない?」

 一斉に皆頷く。

「ほんとのほんとに?」

 また頷く。

「ほんとのほんとのほ――」
「あーもうじれったい! ほらよ!」
「あっ!」

 真人の手が私の帽子を捕らえ、それが上に持ち上げられた。
 そして全員の視線が私の髪へと注がれる。
 瞬間静かになる皆に、一番初めに口を開いたのは恭介だった。

「一つ訊いてもいいか」
「なに?」
「理緒、なんだよな」

 そう、今の私の髪型は理樹ぐらい短くなっており二人そろって並ぶとただのドッペルゲンガーだった。
 いや、双子なのだから似てて当然なのだが。

「理緒がそこまで短くするのって珍しいね」
「美容院の人にたまにはやってみようかって、断りたかったんだけどカットモデルだから言えなくて……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ」

 真人が立ち上がる。
 そして私と理樹を見比べ、眉間に深くシワが寄る。

「こっちが理樹で、こっちが理緒なんだよな……?」

 真剣に訊く真人に、私と理樹は顔を見合わせる。

「……逆っていったら?」
「ぬあああ! じゃ、こっちが理緒でこっちが理樹なのか……!?」
「先ほどから席は変わってないだろう」
「アホだな」
「誰がアホだとー!」

 間髪いれずに謙吾と鈴の突っ込みが入る。
 それに真人は怒り、鈴へと詰め寄るがどこ吹く風だ。

「まあ、そんなに仲良くない人だとごっちゃになるかもね」

 理樹の何気なく言った言葉に、真人はダメージを受ける。
 遠まわしではあるが、つまりは仲良くないと言っているようなものだ。
 真人は机の上でつぶれ項垂れるがしばらくすると顔を上げ、席を立ちあがる。

「修行にいってくる」
「いやいやいや、もう夜中だから危ないよ真人」
「どうせ、オレは理樹と理緒の判別がつかないただの筋肉だよ!」

 止める理樹に、涙ながらに言う真人に皆呆れた眼差しを向ける。
 理樹は「まあ、二人並んでしかも声を出さなければ普通はわからないことなのだからそこまで落ち込むことではないよ」とすかさずフォローをいれる。
 真人が顔を上げる。

「本当に?」
「本当本当」

 それに理樹は半ば投げやりな返答をする。
 真人をそれを訊くと一つ息をつく。

「ふう、焦ったぜ」
「普通と言われてこいつ納得してるぞ」
「いや、まあ、いいんじゃないかな」

 理樹のフォローは「普通の人」の場合であって、仲の良い私たちからしたら判別してほしいところだがこれ以上こじれても真人が可哀そうだ。
 先ほどから黙りこんだ恭介を見ると、恭介の目があやしげに光った。嫌な予感がする。

「これは面白いんじゃないか?」
「なにするのさ」

 理樹は素直に恭介にそう尋ねると、恭介の顔は輝きそして立ち上がり私たち二人を指差す。

「ずばり、入れ替わりだ!」
「は?」
「へ?」

 急な展開に思わず間抜けな声が出る。

「二人入れ替わって明日一日を過ごすんだ。理緒のクラスには謙吾がいるし、理樹のクラスには真人と鈴がいる。だから何かあってもフォローは大丈夫だろう」

 私たちの意見は無しに進められる話に思わずストップをかけるのも忘れて聞き入ってしまう。

「ついでに明日なら体育がないしな」

 なんで私たちの授業を知ってるのだろう。そんな疑問も恭介だからでなんとなく解決してしまう。
 私は少しその案に胸を踊らしていた。
 双子ならば一度は経験してみたいことかもしれない。
 しかし理樹はそれを聞くとすぐに首を横に振った。

「僕嫌だよ! スカートをはくなんて!」

 そうか私の場合はズボンをはくだけだが、理樹の場合私のスカートをはくことになるのか。

「理樹のスカート姿……」
「それはそれで見てみたいかも」

 鈴と私の言葉に理樹は肩をびくつかせる。
 しかし他の三人もそれは見てみたいと言いたげで、誰も理樹を救ってくれる者はいなかった。

「それで、一日過ごすとしても何がミッションの条件?」

 やるからには恭介のことだ、ミッションと称して何か条件をつけるはずだ。

「一日たっても誰にもばれなかったらミッションコンプリートってのはどうだ」

 無難なところだろう。

「だけどさっき理樹が言ったように普通の人には何もしてなくても二人が入れ替わってるなんて気づかないだろうな」
「まあ、判別するとしたら身長とか声とか体つきとか?」

 両者そろえば分かるかもしれないが結局はどっちがどっちかは分からないだろう。
 恭介は一瞬悩む素振りをするが、すぐにいいアイデアを思いついたのだろう、その表情は晴れ晴れとしている。

「チーム戦にしよう。チームは理樹、謙吾、そして俺のチームと理緒、真人、鈴のチームだ。お互いに相手がばれるようなことをこの紙に指令として出す。それでお互いをばれる方向へと仕向けるんだ」
「つまり理樹がばれたら私のチームの勝ちってこと?」

 恭介は頷き、そして大きな紙を取り出すとそれを六等分していく。

「それで、この紙にはどんなことでも書いていいのか?」

 配られる紙に謙吾が尋ねる。

「ああ、もちろんだ。なんでもだ、そしてその指令は絶対だ」
「でもその指令をちゃんと達成したかは相手チームだとわからないんじゃないかな」
「そうだな授業中の指令だと難儀だな……よし、休み時間の間に出来ることと制限しよう。そして休み時間の間はお互いに監視をし合うことだ。もちろん味方もそばにいてフォローしてもいい」
「つぶし合いかー……」

 つまり紙に書く内容は、休み時間で出来るばれやすいことと言うことだ。
 その後決まったルールは大体こんな感じだった。
 まず、明日の朝の食堂の時点でお互いに入れ替わること、そして食堂で互いに指令を交換し合い一枚目に引いたカードを一時間目と二時間目の休み時間に行うこと。
 それがそのまま残り二枚続き、昼休みでは途中の経過発表。その時点でお互いに何もなければ再度カードを一枚作り五時間目と六時間目の間に行うということだ。
 あと、名前の呼び方がわかりやすいように理樹は理緒っちに、私は理樹っちと呼ばれることになり制服を交換しあいその日は終わった。

 翌日のことだ。さすがに女子寮の門からは出ることも出来ず、私は窓から食堂へと向かった。
 いつも自分が着ている制服とは違う男物の制服に、なんだか悪いことをしているかのように胸が高鳴る。
 食堂へとつけば、すでに皆の姿があり謙吾と恭介に挟まれ居心地悪そうにしている理樹の姿にまるで自分を鏡で見ている気分だ。

「おはよー」

 朝食の乗ったお盆を持ち、声をかければ皆から挨拶が返り、理樹と目が合うと苦笑いが返ってきた。

「双子とはいえ、理樹……いや理緒っち制服似合うね」
「僕も鏡で見て理緒……理樹っちかと思ったぐらいだから何も言わないで」

 自己嫌悪に陥ってるのだろう。深いため息が理樹から聞こえた。

「そういう理樹っちも似合ってるな」
「本当? 嬉しいなーただね、ほらやっぱ身長は一緒じゃないからかちょっと袖があまるんだよね」

 身長が理樹の方が高いゆえに手のひらの真ん中まである袖に少しだぼついた感じがする。
 でも傍からみたらそう違和感はないだろう。

「さて、みんな集まったことだ。ここらで対戦カードを互いに出そうじゃないか」

 恭介の言葉に皆がカードを裏返しにして私と理樹に差し出す。
 そして互いに三枚ずつ得たカードをきり、一番上のカードを取り表へと向けた。
 理樹の最初に出したカードは『トイレに行く』そして対する私のカードは『漫画を恭介に届ける』

「って、この指令どう見てもただの使いっぱしりじゃん!」

 どうりで朝からメールが来たと思ったら漫画を持ってこいとか言うわけだ。
 こうして目の前で顔を突き合わせているというのに、渡せずこれは休み時間まで私が持っとくということか、というかだ何がどうばれやすい指令なんだ。
 そう突っ込みたかったが、理樹の呆然とした表情に思わず口を閉じその顔を覗き込む。

「……トイレって、女子トイレだよね……」
「まあ、今のお前は理緒っちだからな」
「スカートまではいて、トイレに入れだなんてただの変態じゃないか……」

 頭を抱える理樹に思わず私が当たらなくてよかったなんて思ってしまう。

「理緒っちほら、まだ女子トイレは個室だから」

 そう励ますが理樹の表情は晴れない。

「むしろ、ほら、女子トイレに合法で入れるやっほー! とか思ってさ!」
「そうだね」

 必死に励ましたからだろうか、理樹の顔に笑顔が戻る。
 あれ? だけどそれはそれでなんか変態くさい気がしなくもない。

「とにかく、二人とも次の休み時間にはそれぞれ監視をつけて行うこと、ミッションスタート!」

 恭介のコールに闘いの火蓋が切って落とされた。
 授業はなんら変わりなく行われ、誰も私が理緒だとは気付いていない。
 そして第一戦の開始を告げるチャイムが鳴る。
 廊下へと出ると相手側も既に廊下へと出ていた。

「で、どっちが先にやるんだ?」

 真人の言葉に理樹は手を上げる。

「早いうちに済ませたいから……」

 そう言って笑う理樹に皆女子トイレまで付いていく。
 しかしこう大所帯でトイレに行くことなんてそうそうないからか、皆の視線が私たちにむけられる。

「じゃ、行ってきます……」

 弱々しく言う理樹に、謙吾が背中を力強く叩く。気合いを入れたのだろう。理樹は顔を上げると女子トイレへのドアをあけ、そして二分して戻ってきた。

「どうだった?」
「どうもこうも……なんかやっぱ違うね」

 そんな感想を言えるぐらいには気が楽になったのだろう。無事に指令をクリアーした理樹は少し余裕そうだ。

「次は理樹っちだな」

 鈴の言葉に手元にある漫画本の入った袋を握り直す。
 でも普通に行って、渡すだけなのに何かあるのだろうか。
 入口へとつくと私は声をあげ恭介の名前を呼ぶ。

「きょうすけー」

 するといつも話しかけてくれる二年の先輩が振り返り、その際呼ばれた名前にああ、これが狙いだったのかと理解した。

「理緒ちゃ……あれ? 理樹くんだったんだ」

 いつも用事で来て話をしているから先輩は私の声をもちろん知っている。
 そしてここでもし理樹が喋ったらその声の違いに気づかれる可能性がなくもない。

「あ、こんにちは」

 思わず目をそらし、なるべく低く声をつくると「風邪でもひいたの?」とのど飴を貰う。

「なんだ理樹っち変な声だしてよ」
「いや、変じゃないし」

 手短に会話を済ませようと思わずぶっきらぼうなもの言いになってしまう。

「理緒っちも、そんなところに居ないで、いつものように話して行けよ」
「ええ!?」

 思わず上がる理樹の声に先輩は理樹を見つめ「理緒ちゃんも風邪?」とのど飴を渡していた。
 お互いに自爆させる気なのか、この男は……!

「漫画、渡したから」

 そう言って無理やりに恭介に漫画を手渡そうとするがなかなか受け取らないその手に顔を見上げると嫌らしく笑みを浮かべていた。
 ああ、これはそっとやちょっとじゃ逃げられそうもない。

「それより理樹っち新しい漫画が手に入ったんだ一緒に読もうぜ」
「いや、それは後日でいいじゃん」

 手を離してくれない恭介に、後ろに居る真人と鈴に目で合図を送る。
 すると二人は理解したのか一つ頷き、私の前に立ちはだかる。

「恭介……理樹っちはなオレと話したらしい」
「そうだ、理樹っちはあたしとも話したいらしい」

 二人はフォロー下手だった。思わず突っ込みそうになるその言葉に口を閉じる。

「つまり理樹っちと話すにはお前たちを倒せということか」
「いつからそういう趣旨になったの!」

 思わず突っ込む言葉に理樹と声が重なる。

「オレの筋肉がうなりをあげてるぜ……」
「なんだ、真人の筋肉は鳴くのか……きもいな」

 言葉を直接的に受け止める鈴の言葉に真人は鈴に「なにをー!」と詰め寄る。
 一瞬にして内紛戦争が起きた。
 そんな時だ。天の助けとはこのことだ。
 予鈴のチャイムが鳴り、思わずほっと息をつく。

「ふっ……今回の勝負はお預けだな」

 そうかっこよく決める恭介に私たちは一言声をかけ、教室までの道のりを走った。
 その後は休み時間が始まるたびにカードを引き、二回目はまさかの私は理樹と同じトイレネタで、理樹は猫と戯れるという指令だった。
 そんなことを昼休みまで続けていくと次第に周囲の目も変わり、ああ、また棗の遊びかと皆の眼差しがなにやら生温かかった。
 まあ、トイレ前で私が散々騒いだせいでもあるだろうが。
 しかし、ここまで理樹のふりを続けているとなんだかんだと変な度胸がつき、今では普通に男子トイレに入れるようになってしまった。
 これはなにやら女としてのプライドの一部がかけた気分だ。
 トイレからの帰り道、食堂では皆が待っていると駆けだした時だ。

「あ、あの!」
「はい?」

 突然後ろから声をかけられ振り返ると一人の女生徒が立っていた。
 サイドを二つのゴムで結んでる彼女は髪をひとつ揺らし、そして顔を赤らめこちらをみていた。

「直枝、理樹くん、だよね」
「えっあ、う、うん」

 勝負中なこともあり違うと否定できない今、私がそう答えると彼女の顔が明るくなったのが見えた。
 これは、あまりいい展開でもないかもしれない。
 何度か偶然にもこういう場面に立ち会ったことがある身としては、出来ればその可能性は回避したかった。

「あ、あのね、私三枝葉留佳って言って、前に缶けりに誘ってくれたことあったんだけど、覚えて……ないよね」

 うかがうように私を見つめる彼女に、全く身に覚えのないその言葉に答えれず視線を彷徨わせる。
 缶けりは覚えているがそんな話を聞いたのは初めてだ。

「それで、私」
「ちょっ、ちょっとまった!」

 私は彼女を止め、手を取ると人気のない場所へといこうと駆けだす。
 後ろから彼女の焦る声が聞こえたがこちらも焦っていた。
 空き教室に連れ込み、廊下から外をのぞきリトルバスターズのメンバーが居ないことを確認し胸をなでおろす。
 振り返り、息を整えている彼女に向き直る。

「えっと三枝さんだっけ、ごめん!」

 そして頭を勢いよく下げると、彼女は面をくらった顔をした。
 それはそうだろう、何かを言う前に謝られたのだから。

「私、本当は理樹じゃなくて、双子の理緒……なんです」
「双子……?」

 生徒手帳を見せるのが一番早いだろう。
 ポケットに入れておいた生徒手帳を三枝さんに手渡す。
 三枝さんはその写真と私を見比べる。

「仲間内でちょっと入れ替わったら面白そうだねって話してて、今日一日私が理樹で理樹が私なの」

 三枝さんの眼差しが私をとらえる。
 そして指をさされる。

「理緒ちゃん?」
「う、うん」
「理樹くんじゃなくて?」
「うん」

 一瞬の静寂。廊下からは生徒の声と走る音が遠くに聞こえる。

「そっか……理緒ちゃんも双子なんだ」

 目をほそめ、微笑する三枝さんに私は目を瞬かせる。
 "も"?
 その言い方に多少引っ掛かりを感じながらも私は当初ここに来た目的を思い出す。

「だから、その告白とかだったら、ごめんね……」

 三枝さんの口がへの字に開かれ、そして次の瞬間にその顔は真っ赤にそまっていった。

「こ、告白ー!? そんな大層なものじゃないですヨ!」
「え?」

 慌てふためく彼女に、私は違うの?と首をかしげる。それに三枝さんは大きく首を横にふり「ちがうちがう!」と全否定をする。

「ただ、あの時声をかけてくれて嬉しかったからお礼が言いたかったのと、あと友達になって欲しいなって思っただけで、そんな告白なんて」

 手の内で指を回す三枝さんに、私はなんだ、と息をはきだした。
 そして彼女の言う『友達』という言葉に私は手を差し出す。

「その、三枝さん私でよかったらお友達になりませんか?」

 三枝さんは私と手を交互にみつめ、そして何度か目を瞬くと恐る恐ると口を開いた。

「私でいいの?」
「元はと言えば勘違いからの出会いだったけど、これも何かの運命みたいなものだし、三枝さんがよかったら……駄目かな?」

 三枝さんの表情がみるみるうちに明るくなっていき、私の手をとる。

「全然いい! ありがとう理緒ちゃん」

 上下に振られる腕に、思わず笑ってしまう。

「あ、あと出来れば名前でよんでほしいなーなんて。私名字より名前で呼ばれる方が好きだから」
「じゃあ、葉留佳?」

 恐る恐るその名前を呼べば、葉留佳は笑みを深くしそしてサイドに結ばれた髪が揺れる。

「なんですか理緒ちゃん」

 それが私と葉留佳の出会いだった。
 結局ミッションは私が葉留佳と密会していたのが恭介にバレてしまい、私たちのチームの負けで終わった。
(2013/12/25)


[戻る]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -