復活10年後(骸+獄寺)
会話文





「ほらほら、忠犬は忠犬らしくとっとと仕事を片付けてしまいなさい」
「〜っうるせぇんだよ!大体なんで毎回毎回テメエの尻拭いを俺がしなきゃなんねぇんだ?始末書ぐらい書けんだろ!」
「デスクワークは性に合わないんですよ。それに僕は君らより仕事がとーっても!大変なんですよ?」
「あーそうかい、そうやって優雅に紅茶啜ってるのが仕事ってか?」
「クフフ、僕は守護者の中では一番危険な仕事を毎度、しかも長期で任されていますからね。休憩も立派な仕事の内です」
「・・・・・・ったく、ああいえばこういう。お前人のことどう思って・・・」


「なんとも」


「・・・んだと」
「ああ、正確には『それ以外』、でしょうか」
「は?」

「ですから、綱吉君と、僕と、それ以外。それが僕の全てなのだから、綱吉君と僕以外は『それ以外』に該当しますね。それ以外に該当するものは本当にどうでもいいと思っているので、死のうが喚こうがどうしようが気にもなりません。僕の世界を壊そうとしたり、干渉しようとするものが現れたら容赦はしない。例えそれがクローム達であっても・・・です。だからそれ以外なんて使ってなんぼでしょう?寧ろ使ってあげているのだから感謝して欲しいくらいですよ」

「と、いうことで!ごちゃごちゃ言う暇があったらさっさと手を動かしなさい、獄寺隼人」
「・・・・・・骸、お前・・・」
「なんですか?ああ、貴方に手を出すと綱吉君が悲しむので、心配しなくとも危害は決して加えませんよ。命に関わるような危害は、ですが!」
「・・・・・・・・・ああ、そうかい・・・」




君と、僕と、それ以外


(それ以外なんて要らないのです!)




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(拍手掲載09/10/28〜10/6/17)
毎回むっくんの支離滅裂な言い分に言い包められて、お仕事押しつけられてるごっきゅんのお話
つっくんもむっくんと同じ思考だったりしたらいいな←

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