会話文


「パチ、何見てんだ?」
「えっいや・・・高杉さんって全体的にそうだけど、下駄の鼻緒までお洒落だよなあって思って・・・僕、いっつも雪駄だし地味なのしか選びませんから、一個ぐらい買ってみたいかなって。お金ないから下駄とか余分になんて買えませんけどね」

「・・・・・・そんなに欲しいなら俺が買ってやる。選べ」

「え?いやいやっいいですよ!そんな、買ってもらうなんてとんでもない!」
「細けぇこたぁ気にするな。俺も買い替えるついでだ、つべこべいわずにさっさと選んじまえ。丁度そこに店もあるしな」
「・・・そう、ですか?じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますね!」




「ありがとうございます、高杉さん。下駄なんて久々に履きましたよ。今まで履く機会なんて滅多になかったから不思議な感じがしますけど・・・・・・にしても、やっぱり僕が選ぶと青色で地味になりますね・・・相変わらず高杉さんは赤色ではいからというか、お洒落なのに・・・・・・」
「・・・・・・なら、俺とお前の交換するか」
「・・・・・・・・・・・・へ?な、なんでいきなりそうなるんですか?てか今買って、お互い調節してもらったばっかりじゃないですか?足の大きさの違い分かってます?!」
「いいからオラ、寄越せ」
「うおわああ?!ちょ、脱ぎますからっ!ちょ・・・ちょっと待ちやがれこの野郎ォォォ!!」




「・・・なんか、予想はついてましたけど、やっぱり僕と高杉さんの足の差って大きいに決まってるじゃないですか。根本的に年齢差からして大きいじゃないですか。そこら辺分かってます?あんた成人!僕未成年!すごいブカブカなんですけど・・・ほんっと、何考えてるんですか?!」
「いいじゃねえか。よく似合ってるぜ?」


「・・・っそ、そんな言葉で流されませんからね!いつにもまして訳分かんないですけで、とにかくほらっ返しますから!僕はまだ大きいだけだからいいけど、高杉さんなんて踵が出ちゃってるじゃないですか〜、もう・・・」
「いいんだよこれで。こんぐらいを粋に履きこなすのが男ってもんさ。それに・・・」

「俺の色を身に付けときゃ、嫌でもてめえが誰のモノか思い出せるだろ・・・?変わりに俺もお前の色に染められてやるよ」

「・・・・・・な・・・っな、なにこっ恥ずかしいこと言っちゃってくれるんですか?!ほっ本当に、あんたって人はァァっ!ああ、もう・・・!!」
「クックックッ・・・・・・ついでにそいつを履きこなせるぐらいの男になってみやがれ・・・新八?」
「・・・っ!!」




何色、
俺色、
お前色


(ふ、普段は履けませんからね?!無理ですからね?!銀さんたちって結構目ざといから・・・!!)
(なら、俺と会うときは必ず履いてこい。いいな?)
(うっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・)




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(拍手掲載期間2010/7/6〜2011/6/29)
日記で書いて凄く恥ずかしくなった\(^p^)/バカ
TVで下駄職人さんが「踵が少し出るぐらいが粋ってもんよ」みたいな事を言ってたのを書いてみたらこうなった。
超恥ずかしい、こんな台詞が普通に飛びかう高新恥ずかしいけどなんかナチュラル…!←
でも何言ってるかわからないよ高杉さん!
あなたの言葉は難しい…!(私の文章力がないともいう←)




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