会話文のみ*ヒバツナSS




「・・・寒いですね」
「そうだね」
「・・・暇人ですね」
「暇じゃないよ。この時期は決算や来年の予定を決めなきゃいけないからね」
「ああ、それは大変ですね・・・」
「そうだよ」


「・・・それじゃあ、どうしてそんな大変な時期に、俺の目の前にいらっしゃるんでしょうか」


「そんなの」

「綱吉に会いたかったからに決まってるよ」


「・・・あの・・・雲雀さん」
「何?ああ、もしかして照れてるの?でも大丈夫だよ、そんな君も可愛いから」
「ああ、そうですか、いえ、そうじゃなくてですね・・・!」




「なんで!俺、雲雀さんと遊園地なんて来てるんですか!?」




「なんだ、そんなこと」
「そんなことじゃないでしょう!?いきなりバイクで拉致られたと思ったらなぜかいつの間にか遊園地にいるし・・・!!」
「君にどうしても会いたくなったんだよ。それに――」


「前にここの遊園地に行きたいっていってたでしょ?」


「・・・・・・え・・・?え、それって・・・いやでも、それ随分前の、ことじゃ・・・」
「どんな些細な事だろうと、君が言った事は全て覚えてるよ」
「なな、何恥ずかしいことさらりと言っちゃってるんですか!?」
「何が恥ずかしいの?それに本当の事言って何が悪い?」
「いやもうこれっぽっちも悪くないです!悪くないですからとりあえず離れてください!!」
「嫌。それに僕は何にも縛られないから、誰も命令できないよ」
「命令じゃなくてお願いです!人!人見てますし!てか、顔!顔近いですからー!!」
「・・・目ぐらい閉じなよ、空気読めない子だね」
「これ空気読んだら流されますよね!?確実に流されますよね!?個人の意志というものは尊重されるべきだと・・・うわ、あっ!?」
「いい加減、黙りなよ」
「・・・!!」




「・・・・・・〜っ雲雀さんの、馬鹿・・・!」
「何を今更」
「え?」


「君に惚れてから、僕は綱吉馬鹿だ」


「な、な・・・っ!」
「ああ、赤い顔の君もやっぱり可愛いね」
「・・・っああもう、勝手にいっててください!」
「言われなくても」




だって僕は、君の虜





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(拍手掲載 08/2/18〜09/10/12)
あまあま目指して玉砕!
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