追記+
1125 08:07


猟師(だったっけ)→骸
ゴンギツネ→綱吉

いやね、なんか世界史の勉強してたらいきなり出てきたの(は)
これは確実に死ネタになります。
お話自体はゴンギツネまんま(一部捏造)




日本のある時代の山の麓にあったある村でのお話。

綱吉は悪戯っ子な狐で、よく人里でいたずらしていたので人間にいい目はされていませんでした。
でも化けて人間になれるため、一部では神聖視されてたりしたます(だから一部の人間とは仲良し)
骸は昔、赤い右目のせいで両親に捨てられ、周りからも虐げられたのが原因で、人間嫌い、むしろ自分以外の生き物全部嫌いな人です。
村人も骸とはどこか一線置いていました。

色々あって、骸に惚れた狐の綱吉は、せっせと栗やらなんやらを骸の家にこっそり置いていくようになります。
骸は、誰が置いていくのかわからなくて始めは警戒して手を付けませんでしたが、毎日あるそれにだんだん心が懐柔され、温かみというものを知り、誰だろうと思いながら食べるようになります。

その誰かが気になった骸は、ある日隠れて食べ物を置いていってくれる謎の人物を待ち伏せします。
心を解してくれた人ですから、それはもう、楽しみに待っていました。
今か今かと待っていたら、やってきたのは忌ま忌ましい化け狐ではありませんか。
家の中に入ってき、何やらごそごそとしています


(またいたずらしに来たんでしょうか、まったく忌まわしい!)


などとブラックオーラ発動しながら骸はたてかけてあった銃に手をかけます。


(脅しても脅してもくるこの狐は、もういっそ殺してしまおう)


そんな事を思いながら銃を構えます。
綱吉はそんな事に全く気付かず、いつものように木の実やらを置いた綱吉。
今日は魚も取れたから、喜んでくれるといいなと上機嫌な様子で出ていこうとしました。

その瞬間、骸は引き金を引きました。

骸の射撃の腕は抜群です。
後ろを向いた警戒心皆無の獲物の心臓を撃ち抜くなどたやすいことでした。
見事獲物を討ち取った骸は黒い笑みで微笑みます。
何が起こったのかさっぱり理解する事が出来ないまま、綱吉は地に伏します。
化け狐だなんだと言われた生き物の呆気ない最期を見届けてやろうと、骸は銃を片手に持ったまま近づいていきます。
その時に、この狐は何を持っていこうとしたのかと、先程綱吉が居た場所を見て――愕然としました。

さっきまでなかった、いつも誰が置いていったのかわからない木の実などが置いてあったのです。

まさか、そんなばかな、ど、思考が停止してしまいます。
手に持っていた、まだ煙の出ている銃が床に滑り落ちます。
そして震える足で、綱吉に近付いていき、虫の息になった弱々しい彼を見下ろします。
綱吉は誰かが近くにきたことに気付き、弱々しく骸を見て、それが骸だとわかると嬉しそうに小さく微笑みを浮かべました。
しかしすぐに息を引き取ります。
その微笑みを見た瞬間、骸の中で何かが音を立てて崩れます。
その場に膝を付き、未だに震える腕で綱吉に触れます。
まだ温かいですが、確実にそれは冷たくなっていきます。

ぽろり、と、骸の瞳から一筋の涙が零れました。

生まれたとき以来一度も泣いたことのない骸は、それが涙だと理解するのに少し時間を要します。
止めようと思っても中々止めることができません。
そこで初めて、骸は大切なものを失ってしまったと気付くのです。
気付いてしまった人間らしい感情に、綱吉を抱きしめながら関を切ったように涙がボロボロ流れてきます。

ひとしきり泣いた後、綱吉を庭に埋めてやりました。
そしてお墓の前で、骸は静かに黙祷を捧げましたとさ。




てか書くのがちょっとめんどくなってきry(殴)
この後骸は自分に芽生えた気持ちがなんなのかを知るために、綱吉に会うために何度も何度も生まれ変わり……だったらいいな!←
だって私のムクツナのテーマソングはアクエリオンだもの……!!
ただ、綱吉を殺しちゃって涙を流す骸様を想像して萌えてただけなんです!

とりあえずネタ止まりで終わる予感大。
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