※学パロですよ。



放課後。あの子のいるクラス。ホームルームの終わりと同時に走り出す。
ーと同時に両隣の教室の扉が空いた。

「…っち!初音組!」

あの子に近づく、悪い二人組だ。

「バナナくん、今日は本気で行くわよ!」

「ははっ!何言ってんだか!俺がお前らに負けるわけがないだろ!」

ネギ(女)が両腕を前に構える。俺もそれにあわせる。


「そうやって、仲良く話しててよ。」

にこりと気味の悪いさわかな笑みを浮かべて、ネギ(男)が横をすり抜けた。


「「ミクオ!」」

叫ぶや否や、それを抜かせと廊下を蹴った。

こんなにも近くて、とてつもなく遠い、あの子の教室。





誰にも譲れやしないよ!あの子と二人の帰宅権!





「あれ?レンにミクちゃんに、クオちゃん!」

「「「一緒に帰ろう!」」」


「うん!四人で楽しく帰りたいね!」



(あぁ!仰せのままに、お姫さま!)


その笑顔には敵わないんです、僕ら。













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