「雅治くんおはよ」 「ん、はよ」 「何見てんの?」 「丸井からエアメール来とったんじゃ、それ読んどった」 「なんでわざわざエアメール…」 「電話とか、海外からやと金が高いらしいんよ。やけんいつもエアメールで連絡来てたんじゃ」 「…知らなかった」 「まあ謀ったように赤也が居らんときに手紙来とったからな」 「あの豚野郎…」 「今丸井が居ったらお前さんぶっ殺されとるな」 「居ないからだいじょーぶ」 「あ、そう」 「で、なんて書いてあったの?」 「んー、なんか久々に日本帰れそうなんやって」 「修行大丈夫なんすかね」 「そうなんじゃなか」 「他にはなんか?」 「おん、やから久々にみんなで集まれないかって書いてある」 「あ、いいなそれ」 「じゃろ?ええよな、久々に」 「最近全然集まってないからね、先輩たちも忙しいみたいだし」 「いや、お前さんも忙しかろ」 「まあそうなんだけどさ」 「近い内に帰国するて。その連絡みたいじゃな、このエアメール」 「丸井先輩もまめっすね」 「普段は大雑把やけどな」 「それが丸井先輩」 「そうそう、それが丸井」 「あ、赤也朝飯は」 「食べる!」 「トーストでええ?」 「何でもおっけい!」 (20110331) |