(コップを落として割ったよ)
「は、お前何してんねん!!」 「ご、ごめん・・・すぐ片付けるから」
「あほ!!片付けるより先にすることあるやろ!」 「え?」
「っこれや、これ!指先切っとるやん」 「・・・あ」
「気付いとらんかったんかい!」 「あはは・・・その、必死で」 「はあ。もー、あほらし。よお言わんわ」 「うー、ごめんなさい」
「もうええわ。はよ手当てすんで。薬箱持って来るさかい」 「あ、ありがとう・・・!」
「ほな、傷見せえ」 「はい・・・」
「ん、まあそないに深ぉはないな。破片も入ってへんみたいやし。とりあえず消毒だけしとくわ」 「消毒?!え、い、いいよ!」
「・・・何や、今の遠慮は」 「い、痛くないしさ!こんなの水で洗っといたら治るよ!」
「ほーお?・・・ナマエ、消毒好かんのか」
「え?そ、そんなことないよ!!好き好き!」 「せやったらいくら消毒しても平気やな。・・・ほれ!」
「きゃあああああ痛いいいいいいいいい!!鬼!大阪のばか!」 「酷なるよりマシやろ?!我が儘言うなや」 「だ、だって、心の準備が・・・!」 「あほ。ガキかっちゅーねん」 「ガキじゃな・・・」
「嘘やわ。ほんっま、こすい奴っちゃなあ、お前」 「何が、」 「・・・何でも、あらへん!」
傷口にオキシドール
(拗ねた顔もかわええな、なんて言えるかい!福島でもあらへんに!)
20110717
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