「ねえ」 「なに?」
「グリーン先輩に言われたんだけど」 「ウニに?なんて?」 「(ウニ・・・)あのね、」
"ナマエに彼氏ができないのはヒビキのせいだよ"
「ふーん?なんで?(くそふざけんなよあのボンジュール野郎・・・!)」 「わかんない。でもねヒビキ。私彼氏ほしいの」 「・・・で?」 「彼氏できたことないの」 「だろうね」 「ヒビキがいるせいだって言われたの」 「(・・・まさか)」
「お願いヒビキ、私たちしばらく距離を置きましょう!!」 「やだ」 「わあ即答!」 「なんであんなバイビー男の言うこと真に受けなきゃいけないわけ」 「だって・・・」
「第一さ、」 「はい」 「彼氏って誰でもいいわけ?」 「え?」 「どんなにブサイクでどんなに性格悪くても?」 「え、えーと・・・できたらそこそこのイケメンで私のことすごく愛してくれちゃう人がいいなーみたいな・・・」
「ああ」 「?」 「それならわざわざ離れなくたっていい奴がいるじゃん」 「え?誰誰?!どんな人?」 「顔は相当イケメンだし、ナマエのことだけを一生愛すし、おまけに頭も要領も運動神経もいいよ」 「え、なにそれ、完璧じゃん」 「彼氏になってほしい?」 「うん!!」 「そ、」
「・・・え、ちょっとなにこの手。なんでそんなとこ触ってんの」 「え?だって彼氏だもん。今言ったじゃん、彼氏になってほしいって」
「え」 「ほら、イケメンで頭と要領と運動神経がいいナマエだけを愛してる彼氏ができたよ。よかったね」
クーリング・オフは不可
嘘は言ってないでしょ?
20110708
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