[2013.07.02] node organの澪さんの、素敵な闇沖さん&ショタ永くんイラストを見てみなぎった結果!!
【退行ショタ永くん、ふたたび。】
日溜まりで野良猫を抱き、丸くなった頼人はすやすやとよく眠っている。 宵っ張りなので、お昼寝がはかどるのだ。 無防備に投げ出した手足や薄紅に色づく頬はふっくらと柔らかに輝いて、半開きの口と閉じた睫毛のコントラストはまさに天使。 殻の記憶が『カメラ! カメラ持ってきて!』と叫んでいるが、あいにく、沖田はそういった記録媒体の類いを持ち合わせていないので、目に焼き付ける他にない。 そんなわけでちょうど影になった社宅の階段に座り込み頼人を凝視し続けて、かれこれ一時間半は経過した気がする。人間の子供である頼人は、少しでも太陽を浴びなければ生育に悪かろうというのが三沢の意見であり、沖田もそれには同意なのだが、あいにくと闇人なので添い寝はしてやれないのが辛いところだ。 可愛い寝顔は見飽きないが、そろそろ起きてくれないかなと思っていると、頼人は目を開き、ぼんやりとした表情で起き上がった。 まだ寝ぼけているのか、うつらうつらとおぼつかない様子で頭を揺らしながら周囲を見ているのが愛らしい。 「頼人」 呼ぶと、頼人はこちらに顔を向け……笑いかける沖田を認め、頬を強ばらせた。 いつもなら、天真爛漫な笑顔で駆け寄ってくるはずが、まるで化け物でも見つけたかのような緊張の顔で、眉を立て、片手を地についた姿勢でまじまじとこちらを見ている。 「どうした、頼人」 怯えた目のいろに、嫌な予感がした。 沖田は、『彼』を知っている。 「お前は、沖田さんじゃ、ない……!」 否定の言葉を吐きながら、自分の声の鋭さで喉を切り裂かれたように、悲痛な表情を見せる彼を。 「……永井」 できるかぎり穏やかに呼んで、ゆっくりと立ち上がる。日溜まりと影、彼我の距離は三メートルもない。 その数歩の距離が、とてつもなく遠い。……それまでの全てを捨てることで、その遠さを埋めたのは永井だ。 なぜ子供の姿になったのか、記憶をなくしてしまったのがその代償であったのかも、沖田にはわからない。しかし時折、頼人は『永井』の記憶を取り戻し、辛い思いをする。 そのたび沖田は、忘れてしまったことをかつての永井が咎め、自分自身に罰を与えているのではないかと、そんなことを考えてしまう。 「来るな……来るんじゃねえぞ」 よろけながら後退る頼人の背で、金網が鳴る。その姿は、いつも以上に小さく見えた。 野良猫が暢気そうに伸びをして、どこかに歩き去っていく動きにさえびくついて……滑稽なほど怯えきった様子が、憐憫と愛情で沖田の胸を引っ掻いた。 「なにも持ってないよ、ほら」 沖田は両手を広げて敵意のないことを示し、影から足を踏み出した。 途端に、無数の針で突き刺される痛みが光に炙られた場所を覆う。 日除けを着込んでいても、この痛みは克服できない……視界が白く眩み、ふらつきそうになるのを堪えて、金網に向かう。 頼人は身を竦め、動けずにいる。 あと六歩、三歩……指先が、触れた。 「大丈夫だ、永井。もう、敵じゃない」 光から隠すように抱き締めると、小さな指がきつく腕に食い込んだ。 子供の喉が大きく上下し、ぐ、と軋るような呻きが漏れた。 「おきたさん……おきたさん」 嗚咽する背を撫でて、無力な子供にならなければ泣くこともできなくなった永井を想う。光の痛さも、この子を安心させる代償ならなんということもない。 彼を置いていってしまった“沖田”だってきっと、自分と同じことを思うはずだ……魂が異なっていたとしても、彼の記憶は自分の記憶で、となれば、魂のかたちはきっと変わらない。永井に向ける感情の色も、同じだ。 「沖田さん……けむりでてるよ」 幼げな声と、頬に触れる指の感触に無理やり微笑む。どうやら“戻った”らしい。 「帰ろうか、頼人」 「はやく、いこ」 焦って手を引く頼人に従って、白と黒に染め分けられ煮沸する世界から、日陰に戻る。さすがに疲れてずるずると座り込むと、今度は頼人が沖田の上半身をあちこちさすってくれた。 「沖田さん、だいじょうぶ?」 「……ああ。頼人のおかげで、良くなった」 ひりつく痛みをこらえ、どうにか正常に戻りつつある視界で頼人をうかがう。 頬に涙の跡を残してはいるが、今は沖田の心配で頭がいっぱいらしい。 「煙吹いたりして、怖かったか? ごめんな」 「ううん……沖田さん、痛いのだめだよ。俺のここんとこ、ぎゅってするから」 心臓のあたりを拳で示し、眉をさげる子がどうにも可愛くて、今度は自然に笑う。 「俺もだよ。頼人が痛いと、俺も痛い」 「そうなの?」 「決まってるさ。愛してるからな」 日溜まりの熱さを残した髪をくしゃりと混ぜて、頬にひとつ口づけてから、さてねぐらに戻るかと立ち上がりかけ――頼人が唇を重ねてきたのは不意打ちすぎて、危うくひっくり返るところだった。 「よりと」 頼人は、深い色の目で沖田を見上げ、あまり子供らしくない寂しげな笑いをして、ぎゅうと抱きついてきた。 小さな背中をゆるゆると撫でながら、この子は果たして『永井』なのか『頼人』なのか……どちらでも同じだと思い直す。 「愛してるよ」 静かに繰り返して、沖田は目を閉じた。
2013.07.25
▼にゃがいくんとおきたさん うつ伏せた尾の付け根を二指で強く叩き、揉み込むと、永井は猫だった時と同じように上擦った声で鳴いた。 「あ、あっ」 両手にぎゅっと掴んだシーツが皺になり、腰がひくひくと震える。ぴんと立った尻尾の先がくるりと丸くなった。 「気持ちいいか」 「いい…!」 頷き、下腹部を床に擦り付ける拙く幼い動きが却って淫らだ。 沖田は口腔に湧いた唾を飲み込み、左手で永井の腰を刺激しながら右手で丸い尻たぶの片方をすっかり包んでしまった。掌全体で布ごとやわやわ揉みこむと、にゃぅ、と鳴き声まじりの喘ぎが大きくなり、薄い耳がしきりに震える。 左右に振れる尻の繊細な柔かさともっちりした弾力は猫の姿をした永井の無防備な腹を思い出させた。 尾の付け根をやさしく撫でて腰を浮かさせ、前に手のひらを滑らせる……小振りな、それでも永井がオスだと雄弁に知らせる器官が、誇らしげに存在を主張している。屹立の輪郭を確かめるように握ると、永井は甘い悲鳴をあげる。 「ぅあん、おったさん……!」 細い腰が艶めかしく揺れ出し、
>>続きは赤い津波に飲まれました。
2013.0827
ちょっと前にツイでぶんなげた、(たぶん)闇沖さん×転生ショタ永井くんシチュエーションだけ語り。
いろいろ酷いので注意。
\こういうのください/
転生よりとくんは前世の因果を引きずり家族縁が薄く、早々に天涯孤独に。 引き取った養父と義兄から躾と称した性的虐待を受ける毎日。 媚びれば優しくしてもらえるから、笑いたくなくても笑う。 嫌でも泣くのを我慢する。 恐怖も絶望も麻痺しきった日々の中、何かに引かれたように入り込んだ暗い路地の奥、打ち捨てられた廃屋には奇妙な男“おきたさん”がいた。 見てくれは異様だが、穏やかな“おきたさん”に惹かれていくよりとくん。 足しげく廃屋に通い、自分を労り、安らぎを与えてくれる彼を、初めて自分から進んで誘惑し、優しく抱かれる喜びに浸る。 おきたさんがいれば辛い日々も耐えられる。 急に年齢不相応な艶を増し、男を悦ばせる手管を身につけたよりとくんの異変を怪しんだ義兄は彼を尾行。 密会現場を目にする。 …白い、不定形の奇怪な化物と交わり悦がり狂う弟を。 化物の無数の目がこちらを捉え、確かに笑った。 義兄は半狂乱で帰宅し部屋に閉じ籠る。 弟が帰ってきた。いままでなら好き放題になぶっていたが、もう、とてもできない。 彼がすっかり自分の“女”になったとご満悦な父は早速抱くつもりらしい。 (やめろ、そいつは) …絶叫と異様な物音が響き、途絶える。 耳を塞ぎ、震えているうちに、軽やかな足音が階段を上がり、部屋の前で止まった。 頼人はそこにいるのに、なにかが這いずる、粘着質な濁った水音が近づいてくる。 「お兄ちゃん。俺、おきたさんのところに行くね。お別れの挨拶をしなさいって、おきたさんが言ってるんだ。開けて、お兄ちゃん」 来るな来るな来るな! ――…翌朝、父子二人の惨殺死体が発見され、次男は行方不明という報道が流れる。
その後の頼人の行方は誰もしらない。
粉々になった闇沖さんと闇霊が永井くんへの執着ゆえによりとくんの世界に辿り着いてアレな姿に再生しました的な? 大人バージョンにしとけばよかったよねって思ったよね。
平行世界の平凡な自衛官な永井くんに忍び寄る闇沖さんの影!な話はいつ見てもみなぎりまくるので皆さんのそんな話を変態紳士の正装で正座待機するよね。
沖田さんが守りきるのか闇沖さんに奪われるのか。 なんならサンドされるのか。 たのしいね。
2013.08.30
【よりとくんと名状しがたき沖田さん】 薄暗い廃屋の床に蟠り蠢く生白い肉の塊は、絖を帯びて発光しているように見える。 半透明の表皮に浮き沈みする目玉に笑いかけ、頼人は手早く着衣を脱ぎ捨てていった。 凹凸に乏しい裸身、普段は衣服に隠れている場所には真新しく青黒いものから黄色く薄れたものまで色あいの異なる痣が幾つも散り、頼人の日常を物語っている。 防水シートの上に腰を下ろし、最後に残った靴下を引き抜く間に這い寄ってきた白がぬらりと光る触腕をのばし、腿に触れた。目を細め、脚をひらいた頼人の身体を覆うように、表面を波打たせた軟体がのし掛かってくる。 シートの上にゆっくり倒れ込む背中も首も、柔らかに蠢く肉塊に受け止め支えられた。あっという間に顔だけを残してすっかり不定形の肉の触腕に絡め取られ沈みこんでしまうが、重苦しさは感じない。安らいだ気分で目を閉じる。 (布団みたい。) 傷ついた身体を優しく撫で擦るように巧みな圧をかけ蠕動する軟体に包み込まれるのは、ふわふわと心地好い。 こうしていると、心から癒される……『おきたさん』といる時だけが、本当の自分になれる時間だ。 「おきたさん、もっと、ぎゅってして」 甘えた声でねだると、軟体が収縮し、ごく軽く、身体を締めつけられる。 ひたすら優しく守られる感覚に、吐息がこぼれた。 ―― ふふ ごぼごぼと軟体の何処かから洩れる濁った音は、頼人には男の笑い声に聞こえる。 ―― 頼人は甘えん坊だな からかわれて「そんなの」と、腕を動かし、滑らかな軟体を撫でる。 「おきたさんが、甘やかしてるんでしょ?」 と、うねる触腕の動きが変わり、生意気を咎めるように身体のあちこちを軽く揉まれる。 「やっ……」 痛みはないが、くすぐったさに身をよじると、甘やかされたくないんだろ、と笑われた。 「そんなこと言ってない……ふあっ」 思わぬ場所に刺激を与えられて、抗議が甘い声にすり替わる。 頼人は
>>書いている人が、アグネス屍人に狙撃されました。 >>See ya!!!
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