シャーロックと付き合ってるようで付き合っていない、ジョンのタイプだけれど恋愛対象として見られてない女性、がヒロイン。
外見や性格は前書いた海賊×脱色、進撃×脱色のヒロイン。なんて万能なヒロインなんだろう。でも×脱色なわけじゃない。けど少しそれっぽい感じ。

スペックとしては、日本人。
記憶喪失かなんかで昔のことがわからない。そんな矢先にシャーロックに助けられ、そこから交流が始まる。
言葉は通じるけど英語が読めない。本人は日本語を喋ってるつもりで、相手には日本語に聞こえるはずなのにちゃんと英語として通じている。他の人の言葉は日本語に聞こえる。→脳に何か障害でもあるんだろ、ってことになっててこれを言うと大抵の人はポカーンってなる。
なぜこんなややこしい設定なのか。なんか…面白いかなって。
剣道と柔道の経験者らしい。何故らしいかと言うと本人の記憶が確かじゃないから。
柔道教室の先生、スポーツジムのインストラクターをやってる。文字が読めないのでデスクワークができるはずもなく。
運転免許を取るのは諦めた。
年齢、生年月日は本人でもよくわからないけどマイクロフトが造ってくれたものによると、30。本人はもっと上じゃないかと思っているがもっと下だと言う人もいる。
恋人もいないし、誰かと一晩を共にすることもないし、つまり身持ちは固い。

シャーロックとジョンにとってのハドソン夫人のような人、というのがわかりやすいかもしれない。

まだジョンと同居していない時。ヒロインが容疑者に上がった時、彼女を弁護(擁護?)したわけではないが結果的に助けることになり、住む家がないということでシャーロックがじゃあ見つかるまで住めばいいとかわけわからんデレを発揮し少しの間221Bに住むことになる。
その後ジョンと同じくマイクロフトと会い、いろいろ助けて貰い、身分証明書も造ってもらった。
住む家が見つかり惜しまれながらも引っ越し。をするも、シャーロックの生活が心配なこともあり、入り浸る状態が続く。
知り合い以上恋人未満。それ友達じゃん、って思うかもしれないけど本人たちは「友達ではない。非常勤の家政婦のようなもの」「恩人。なんていうかほっとけない。こう…定期的に見ないと私が心配」とか言ってる。

その後ジョンがやって来る。それによって私が行かなくてもいいやと思って行かない日が続く。
しかし、ジョンに僕だけじゃ駄目だ、今までみたいにあそこに来てくれと言われまたあいつ世話をやかすようなことしたのかと呆れながらもまた入り浸る日が続く。



「せっかくケーキ買ってきて冷蔵庫に入れておいたのになんで生首入れたんだよ!」
「大丈夫、僕の分は食べておいた」
「ッ…ああもう…。ジョン、外に何か食べに行こう、シャーロックの金で」
「え?ああ…そうだな。行こうか」
「…確かに僕は生首を入れたが鮮度に問題はない。食べたらいいじゃないか」
「そういう問題じゃない。はよカード貸せ」

…ってな感じ。
多分どちらかが死んでから、ああ好きだったんだと気づくパターン。

お互いの男女関係には口出さないけど男のカゲが見えると名推理と共に君に似合うような男じゃないから別れたほうがいいとか言っちゃうシャーロックと、モリーを気にかけてやれとかジョンが(ゲイだと思われて)可哀想だから恋人くらい作れとか言うヒロイン。
ジョンが「じゃあ君がシャーロックと付き合えばいいんじゃないか?」と言うと、ヒロインは笑いながら「シャーロックは私のことが好きじゃないから私が嫌だ」と言い、シャーロックは「そうか」といい黙り込む。
そんな関係が美味しいです。


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