おれは死んだらしい。
熱くて痛かったのを覚えている。
ルフィに礼を言って、それで、心臓が痛くて、酸素を吸うのが苦しくて、目の前が真っ暗になった。
なのになんだこれは。
妙に落ち着く。痛くない。苦しくない。体の感覚もある。
…天国ってことなのか?
恐る恐る目を開けると、誰かの足が見えた。
「やっとお目覚め?」
聞いたこともない女の声。
「随分派手にやられたのね。でも大丈夫よ。痛くないでしょ?」
「…?」
「ようこそ、こちらの世界へ」
「…生き、てんのか…?おれは…?」
そういうことになるかもね、と黒い格好の女は言った。
ワンピ世界で死んだはずのエースがホリック世界へ侑子によりトリップ?転生?させられた挙げ句言いように丸め込まれて店でバイトしながら同じく違う世界で死んだはずなのに侑子によって以下略されたヒロインと恋に落ちる話。
ヒロインはどこの世界にしようか…。バトルものがいいな。
Dグレ?リボーン?マギ?
第一候補はDグレかなぁ…。
あなたたちの力が必要だったのよ、と侑子はエースとヒロインに説明するが真意は謎。
「それに、生きることは素晴らしいわ。世界は違えど、あなたたちは死ぬのが早すぎた。こっちの世界でポジティブに生きましょう」
なんて言われても、突然すぎてここで生きようなんて、力になるなんて考えられない二人。
「大丈夫よ、衣食住は私が責任を持つ。成功した暁には、二人をもといた世界へかえすわ」と丸め込まれ、しぶしぶ店にとどまる。
まぁ一緒にここに連れてこられたんだし、仲良くしねぇ?とお互いを認識する。
「…おれは、ポートガス・D・エース。海賊だった。アンタは?」
「私は〇〇。エクソシストだった」
「エクソシスト?」
「!そっちの世界にはいないんだ…」
「ああ…。えっと、まぁよろしくな」
そんな感じで。
百目鬼見たらエースどんな反応するんだろうなぁ…(笑)
「…不思議だよなぁ」
「ほんとにね」
「一度死んでんだぜ?俺たち。なのにまた生きて、飯食って、寝て、働いて…」
「心臓は、動いてる…。それにこの世界は、すごく平和…。嘘みたい」
「…だよなぁ…」
「むっ!エースと〇〇、また二人だけでナイショ話してるー!」
「うわっ、モコナ!」
「あだっ」
ほのぼの→シリアス。
特になにがしたいわけでもない、見切り発車もいいところなネタ。
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