「もう本当、死んでくれ」
が口癖なヒロイン。
勿論本気で思ってるわけではない。70%くらい本気。20%が呆れ。10%が冗談。
無気力少女。
世間一般的に死神と呼ばれる空想の産物が彼女。
つまり彼女=死神。
ここでいう死神はブリーチのじゃなくて、マジもんの死神。鎌を持つ、アレです。
「お前はここにいちゃいけないんだ。だから排除する」
彼女は世界aを支配する死神。
でも世界aに世界bやら世界cから人間がやってくるもんだから彼女はそいつらを狩らなくちゃならない。
途端に多くなった、こういう「異端児」を排除するのが役目。
原因を探ると、この世界は特殊な構造をしていて特殊な奴らがいるらしい。
それをなんとか食い止めようと、異端児たちが多く集まる場所へgo。
「日本の…神奈川の…立海大附属中学…?…こんなちっさな学校になんで小物たちが群れるんだ…?」
学校に潜入。
「あのー、ちょっとー」
「?」
「ここらへんで最近……キモい奴とか見なかった?」
「え…はい?」
「見かけたら私に教えてくれ」
「…え?」
不思議っ子全開。
柳生落ち?
わかんないけど柳生と仲良くなる。
柳生と仲良くなって正体と目的をバラして、協力してもらう。
「もう本当死ねよ。マジ死ねよ。お前だろ、もうお前でいいや死ねよ」
「何言って…」
「お前のせいで…ほんと…世界が狂ってんだよ…責任とれや」
「ま、待ちたまえ!彼は本当にこの世界の住人…」
「うるせぇ私は殺るって決めたんだ」
病みっ子全開。
テニマネと、あと生徒が数人異端児。
柳生と仲良くなったことにより異端児たちから嫌われ、異端児たちに心奪われているテニス部数人からも目をつけられる。
幸村もその一人。ぶっちゃけ幸村にはこういう役はやってほしくないけど仕方ないか。
言っておくけどギャグだ。
「ね、もう…。柳生くんに近づくのやめてくれない?彼も迷惑してると思うの」
「あーうん。わかった」
「え、あ、うん!よろしく…(何企んでるの、こいつ…)」
後日
「やーぎゅー――〜…」
「…なぜそんな遠くから私を呼ぶのですか?」
二人の距離、15メートル。
柳生が近づくと、その分遠のく。
「いいですか、止まりなさい。止まったまま動くんじゃありませんよ」
「おう」
つかつか
「…何をしてるんです、貴女」
「異端児Aに、柳生くんに近づかないで、彼も迷惑してるから、って言われたから近づかないことにした」
「なに真に受けてるんですか」
「真に受けてねぇよ」
「女性がそんな言葉を使うものではありません」
「お母さんかお前」
「いいから、いつも通りにしてください。今の方が断然迷惑ですので。…というか、真に受けてないなら、しないでください」
「いや、オッケーわかったって言っちゃったからやらないわけにはいかんだろ」
「なんでオッケーしちゃったんですか。あと近づかない、ってことは私に話しかけない、という意味なのでは?」
「あ、やっぱそうなの?」
「やっぱって…」
苦労人柳生。
オカンな柳生書きたい。
異端児にオッケーしちゃったわけだが、いつも通りに接してたらまた何かしらされると考えたので、作戦を練る二人。
「私達、仮面カップルになろう」
「!?」
「そうすりゃ変わらずお前とタッグ組めるし、異端児たちとも関われる。どうだ?」
「……本気ですか?」
有無を言わさず仮面カップル成立。
「貴女が近くにいないのがこんなに寂しいものだなんて思いませんでした。やはり貴女は私のそばにいてください。付き合いましょう…と言われたので私達付き合うことになりました。Aさんごめんなさい。迷惑じゃなかったみたい。じゃ、そういうことなんで」
「はっ…はあぁあ!?」
「柳生、君考え直す気はないの?」
「別に付き合うのが悪いとは言わねぇよ?でも他にいい女はいるだろぃ」
「あいつはやめんしゃい」
「柳生先輩見る目なさすぎっスよ!」
「……」←スルー
ノーコメントを貫き通す柳生だが、いつか本気でキレてほしい。
「あなた方に彼女の何がわかるというのですか!勝手に悪く言わないでもらいたい!彼女を傷つけるようなことをするなら、私は本気であなた方と決別します!」
とか。
異端児狩り、始まります。
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