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その後のことを話そうか。

マネージャーの女は心亜と立場が逆転した。いい気味だね。ちなみに心亜は一発だけ彼女を殴ったらしいよ。ああ、それじゃ心亜の手が汚れてしまうじゃないか。俺があの時殴ればよかったな。
彼女の父親?今裁判中。

あ、あとみんな心亜に謝ったらしいけど最後の最後まで心亜は皆を、全てを許さなかったらしい。
いい判断だ。彼女の味方は俺だけでいい。

で、心亜は今あの学校には通っていない。飽きたとかで、今は俺のマンションに泊まっている。

「心亜」
「何?」
「楽しかった?」
「すごく」

腕に巻かれた包帯が痛々しい。でも同時に艶やかさがある。

「俺がもっと早くしていればなぁ」
「大丈夫だよ。それに兄さんのせいじゃない」
「そっか。ねぇ、心亜はいつも俺の助けを待ってた?」
「待ってなかった、って言えば嘘になる。いつも待ってた。愛してた。会いたかった」
「そっか」

そう言って、彼女を抱き締めた。


彼女の味方は、俺だけでいい。


end

***
上田さんリク、ヒロイン×臨也、舞台は氷帝で皆からいじめられてる話でしたー☆

思ってたのと違ったりとかしちゃってるかもしれませんがすみません、管理人はここまでのようです…(´-`;)

忍足乙。
っていうか、なんかテニキャラ出番少なくてごめんなさい。
かっこいいヒロインが書きたかったんです。
臨也いいとこどりですね。
大分本編とヒロインキャラ違いますよね、臨也に対して。なんかツンデレみたい。

とりま、リクエストありがとうございました!!


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テーマ「人外ファンタジー」
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