立海-1

今日の体育はA組と合同、自由練習になりました。

「真田ー、柳生ー。卓球しよー卓球ー」
「いいですけど…」
「お前卓球できるのか?」
「なめるな馬鹿野郎ッ!!こう見えて俺は前の中学じゃ一中(前いた男子中、楽内第一中学、通称一中)の福原〇と呼ばれた男ぞ!!」
「女じゃねーか」
「多分馬鹿にされてたんじゃろうな」

ってなことで卓球です。



「このままやってもつまんねーし罰ゲームとかつけねぇ?」
「いいのう」

丸井の発案に仁王が乗った。

「たわけが!体育の授業で罰ゲームも何もあるか!」
「真面目すぎじゃ真田。モテんぞ」
「あ、じゃあこうしよう。体を動かすと同時に頭を使う」

また何か下らない事を考えていらっしゃる、と柳生は一人そう思った。

「それじゃあ皆さんご一緒に〜、古今東西、世界の国名言いながら卓球ゲ〜ム〜」
「ドラえもんか」

精一杯の物真似を披露した楓だが、似ているとは言えなかった。

「使い方は簡単!!」
「使い方もクソもあるか」
「卓球ラケットとボール、それに卓球台を用意して、国名言いながら打ち合うだけ!勉強ができないのび太くんにもピッタリなアイテムだよ」
「何故私を見て言うのですか」
「…ああ、確かに似てる」
「キャラ崩壊覚悟で言いますね。黙れ」
「怖っ!!見せられない顔してる!!」
「落ち着きんしゃいやぎゅー」
「しょうがないなぁのび太くんは。じゃ、ジャイアン、トップバッターよろしく」
「何故俺がジャイアンなのだ!!?」

真田が一人吠えて、今決戦の幕が上がった。




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