ハチ「はい心亜、バレンタインのチョコレート」

心亜「ああ、ありがとう」

ハチ「なんとですねー、マツリさん、今回は頑張って手作りです!」

心亜「ふーん…。よくそんな時間あったね」

ハチ「しかも心亜は特別!他の子たちがクッキーなのと違い、心亜のだけトリュフです」

心亜「…そこまでするか?」

ハチ「そこまでしないと心亜に気持ちが伝わらないでしょー?で、で?心亜からのお返しは?」

心亜「ああ…じゃあ、ハイ」

ハチ「!用意してくれたの!?」

心亜「手、出して」

ハチ「はいっ。………?」

心亜「ハッピーバレンタイン」

ハチ「…心亜さん……あの…これは?」

心亜「千円札」

ハチ「……これを…どうしろと?」

心亜「自分でチョコ買って。お釣りはあげるよ」

ハチ「……うん、まぁ…どうも……え?」

心亜「…このトリュフ…なんか変なの入れてないよね?」

ハチ「入れてないよ!入れないよ!っていうか心亜お金って!チロルチョコでもいいから買ってほしかった!」

心亜「無茶言うなよ。こっちだって忙しいんだから(うるさい兄貴がいて)」

ハチ「じゃあこの千円で心亜から何か買ってきてよぅ…。こんな悲しいバレンタイン、私嫌だ…」

心亜「チッ。我が儘な奴だな…」

ハチ「……」


翌日千円で買えるだけのチロルチョコをあげたら喜ばれた。
あんなに喜ばれたら逆に引く。

オマケ

ハチ「そういえば最近は、男同士でチョコを渡す『ホモチョコ』が流行ってるらしいよ」

心亜「何言ってんのお前」


2月14日⇒バレンタインデー


歪んだ
2012/02/14 06:54(0